授業のねらい |
電子回路技術は、ダイオードやトランジスタを中核とする半導体工学の基礎の上に立っている。本講義では、電子回路を理解する上で必要最小限な半導体の性質およびそれを応用した半導体素子の動作原理を理解すると共に、その等価回路の考え方、アナログ量の増幅作用、及びその簡単な近似計算の仕方等回路設計の基本となる基礎知識を身につけることを目的としている。 |
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授業の目標 |
1.電子回路に関する基礎的な用語を理解する。 2.バイポーラトランジスタ・電界効果トランジスタ(FET)の働きとその動作原理を理解する。 3.バイポーラトランジスタ・FETの基本増幅回路と等価回路の考え方を理解する。 |
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授業計画 |
第1週 電子回路の解析に必要な基礎知識(電圧源、電流源、等価変換) 第2週 電子回路の解析に必要な基礎知識(諸定理、周波数特性の表現) 第3週 半導体の性質(結合様式、電子状態、エネルギー状態) 第4週 pn接合、整流作用 第5週 バイポーラトランジスタの原理と特性(各接地の動作原理、静特性) 第6週 トランジスタの等価回路(直流等価回路、交流等価回路) 第7週 hーパラメータ等価回路 第8週 トランジスタのバイアス回路(バイアス、動作点、直流負荷線) 第9週 トランジスタの理想化と回路の簡易計算法 第10週 トランジスタの基本増幅器の特性 第11週 FETの原理と特性(接合形、 MOS形 FETの原理) 第12週 FETの等価回路 第13週 FETのバイアス回路と基本増幅回路 第14週 基本増幅回路の従続接続 第15週 まとめ |
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教科書及び教材 |
石橋幸男著 「アナログ電子回路」 培風館 定価 3200円+税 |
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参考書 |
石橋幸男著 「アナログ電子回路演習」 培風館 定価 2600円+税 |
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成績評価方法 |
60点以上を合格とする。その成績は、定期試験週間に行う期末試験(70%程度)と小テスト(又はレポート)(30%程度)により評価する。再試験は特別な理由がない限り実施しない。不合格者は再履修すること。 |
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履修条件等 |
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教官からのメッセージ |
基礎的な事項を自分が納得するまで理解するよう努めることが大切です。また、実際に自分の手を動かして演習問題を多く解くことが理解を深めます。 |
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その他 |
学習目標との対応 B.電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する G.物事を自主的・継続的に学習する能力を修得する
オフィスアワー 月曜日 16:00〜18:00 |
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