授業のねらい |
コンピュータを自在に利用するには,既製のプログラムを利用できるだけでなく,自分で目的に応じたプログラムを作成できなければならない.本講義,演習のねらいは,プログラム作成に広く利用されているC言語の基本的要素を習得し,プログラムを自作する素養を身につけることである. |
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授業の目標 |
演習と講義を通してプログラミング環境,プログラムの流れの制御,配列などのC言語の基本的要素を習得する.また,数学関数ライブラリ(sin関数等) を利用する簡単な数値計算法と計算結果を可視化する方法を身につける.さらに,C言語による基本的なファイル操作を習得する. |
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授業計画 |
1週目 プログラミングのためのLinux 2週目 emacsによるプログラム作成と実行 ,変数 3週目 論理演算 4週目 if 文 5週目 switch-case 文 6週目 for 文 7週目 while 文 8週目 for文の多重ループ 9週目 ファイル操作の基礎 10週目 数値計算と可視化 11週目 配列 12週目 多次元配列 13週目 多次元配列を利用する数値計算 14週目 2次元配列データの画像化 15週目 創作プログラムの発表 |
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教科書及び教材 |
柴田望洋著「新版 明解C言語入門編」ソフトバンクパブリッシング 柴田望洋著「新版 明解C言語実践編」ソフトバンクパブリッシング |
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参考書 |
(更にやさしい本を参考にしたいときに) 林 晴比古著「改訂新C言語入門ビギナー編」ソフトバンクパブリッシング (C言語のバイブル,正確な記述を求めるときに) B.W.カーニハン,D.M.リッチー著「プログラミング言語C 第2版」共立出版 (教科書に対応した問題集) 柴田望洋著「解きながら学ぶC言語新版」ソフトバンクパブリッシング |
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成績評価方法 |
定期試験(70%),中間試験(20%),課題レポート(10%)で成績評価し,60点以上を合格とする.(再試験は実施しない.)なお,正当な理由無く4回以上講義を欠席した者は不合格とする. |
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履修条件等 |
”計算機基礎”の科目の内容を理解していることを履修条件とする. |
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教官からのメッセージ |
一度でも欠席すると後の理解が難しくなるので欠席しないこと. 演習問題にコツコツと取り組むこと. 教員からの出題だけでなく教科書の演習問題に自主的に取り組むこと. 演習問題などでつまづいたときには,教員もしくはTAに,その意思表示をすること. |
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その他 |
この科目は,電気電子工学科の学習目標の中で,B(電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する),C(与えられた問題を解決するための実験を計画・遂行する能力を修得する)に該当する. |
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