科目概要

対象年度
2005
教育課程名
昼間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名
システム最適化
Subject Name
System Optimization
単位数
2
必修・選択の別
選択
対象学科・学年
情報工学科 3年
開講時期
後期
授業方法
講義
担当教官
板倉 賢一(ITAKURA, Ken-ichi) (情報工学科・ヒューマン情報学講座(Human Informatics 講座)
教官室番号
V-510
連絡先(Tel)
0143−46−5424
連絡先(E-Mail)
itakura@csse.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
 システムのモデル化およびシステムの最適化技法を習得し、システム設計と意思決定の価値選択を身につける。
 また、情報工学科が提示する学習目標「情報技術者」の要素であるコンピュータ・サイエンス(CS)と情報システムが涵養される。
授業の目標
1、基礎的なシステム最適化技法を理解し、使えるようになる。 
2、種々のシステム最適化問題に対して、適切な技法を活用できるようになる。 
3、システムのモデル化とシミュレーションができるようになる。 
授業計画
1週目:システムのモデル化と最適化問題
2−5週目:線形計画法         
  1)シンプレックス法     
  2)双対問題と感度解析    
  3)その他の問題
6−9週目:ネットワーク解析       
  1)最短路問題とダイクストラ法    
  2)最大流問題とラベリング法    
  3)プリフロープッシュ法    
  4)負閉路除去法
10−13週目:非線形計画    
  1)最急降下法    
  2)ニュートン法と準ニュートン法    
  3)ペナルティ法    
14週目:意思決定分析
15週目:シミュレーション
教科書及び教材
 授業開始時に、教科書を指示する。また、授業中に適宜資料を配布する。
参考書
大鹿 譲、一森哲男著「オペレーションズ・リサーチ−モデル化と最適化−」共立出版(2001)
佐々木正文著「情報システム工学」共立出版(株)(1997)
田村明久、村松正和著「工系数学講座17−最適化法−」共立出版(株)(2002)
岩本誠一著「動的計画論」九州大学出版会(1987)
L.W.スワンソン著、田畑吉雄訳「線形計画法」現代数学社(1983)   
エス・ポントリヤーギン著、関根智明訳「最適過程の数学的理論」(1961)  
その他 
成績評価方法
 授業中の提出課題、レポート課題の配点を30点とし、定期試験(配点100点)の点数と合わせて60点以上を合格とする。
履修条件等
 情報工学科の「システム工学」を履修済みであることが、望ましい。
教官からのメッセージ
原則として、欠席は認めない。どうしても欠席せざるを得ない場合は、事前に担当教員へ連絡すること。補講等を行う。
その他
 (他の科目との関連):「システム工学」の延長にあり、一部の「卒業研究」に関連する科目である。