科目概要

対象年度
2005
教育課程名
昼間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名
情報工学プレゼミナール
Subject Name
Pre-seminar for Information Engineering
単位数
1
必修・選択の別
必修
対象学科・学年
情報工学科 1年
開講時期
前期
授業方法
講義と実験演習
担当教員
情報工学科教員(代表:板倉 賢一(ITAKURA, Ken-ichi) ヒューマン情報学講座(Human Informatics 講座)
教員室番号
V510
連絡先(Tel)
0143-46-5424
連絡先(E-Mail)
itakura@csse.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
 序盤の講義により、本学情報工学科の教育目標を理解し、カリキュラム全体の構成、科目間の関連について概要を把握してもらう。また、現代社会において情報工学が置かれている立場、情報産業の進展、情報産業の現状を取り上げ、今後情報工学が社会に対し果たすべき役割を認識する。そして本学科のカリキュラムを通して学んだ事柄が、就職や資格にどのように関わるかを理解し、学習方法、学習計画を立ててもらう。
 次に、コンピュータの分解・組立演習実験を通して、情報工学の基礎となるコンピュータのハードウェアおよびソフトウェア、それらの動作原理を学習する。また、このグループ作業による演習実験を通して協調性を身につけ、レポートの書き方や発表の仕方についても学ぶ。
 終盤の講義では、プログラミングやコンピュータ・ネットワークの基礎について学ぶと共に、情報倫理の重要性および情報技術者の倫理について理解する。また、学習計画の動機付けになるように、本学科の研究内容について紹介する。
 また、この授業では情報工学科が提示する学習目標「人」の要素である自己啓発、チームワーク力、および「情報技術者」の要素である情報基礎が涵養される。
授業の目標
1.大学での学習方法を理解し、学習計画を立てられる。
2.現代社会における情報工学の役割を説明できる。
3.コンピュータの内部構造と動作原理を理解し、論述することができる。
4.演習、実験で課されるレポートを作成できるようになる。
5.コンピュータ・ネットワークの概要を理解し、情報倫理の大切さを説明できるようになる。
授業計画
第1週:大学での学習方法
第2週:チューター面談による履修計画の作成と、社会における情報工学の位置付け、就職・資格に関する学習 
第3週:計算機システムの基礎
第4週:
(A班)コンピュータの分解・組立(1)
(B班)コンピュータの構成とCPUの基本動作
第5週:
(A班)コンピュータの分解・組立・課題調査(2)
(B班)数値や文字の表現と演算方法
第6週:
(A班)コンピュータの構成とCPUの基本動作
(B班)コンピュータの分解・組立(1)
第7週:
(A班)数値や文字の表現と演算方法
(B班)コンピュータの分解・組立・課題調査(2)
第8週:技術文書の書き方
第9週:チューター面談による履修計画の確認と、コンピュータの分解・組立実験演習の発表
第10週:OSの働き
第11週:プログラミング言語とアルゴリズムの表現
第12週:コンピュータ・ネットワークの概要
第13週:情報倫理と情報技術者倫理の概要
第14週:情報工学科の研究紹介(1)
第15週:情報工学科の研究紹介(2)と授業評価
教科書及び教材
適宜、授業中に資料を配布する。
参考書
「コンピュータ概論」(石原秀雄他、共立出版) 
「インターネット時代のフリーUNIX入門LinuxFreeBSDを用いた情報リテラシー」(九州工業大学情報科学センター/編 朝倉書店)
「理科系の作文技術」(木下是雄、中公新書)
「分かりやすい表現の技術 」(藤沢晃治、講談社ブルーバックス)
その他
成績評価方法
全レポートの点数(100点満)の60%以上を合格にする。
履修条件等
この授業は、原則として情報工学科昼間コース1年次を対象にする。
教員からのメッセージ
原則として、欠席は認めない。どうしても欠席せざるを得ない場合は、事前に担当教員へ連絡すること。補講等を行う。 
その他
 (他の科目との関連): 「プログラミングA」ではこの授業で学習した内容の一部を既知として、授業を進める。また、「情報工学演習B」や「情報工学ゼミナール」、「現代社会と情報工学」の基礎になる科目である。