授業のねらい |
電気電子工学を学ぶ上で、必須の考え方である電気回路の基礎知識を習得する。また、計算問題演習を通じて、電気回路の動作の理解を深める。本科目と回路理論IIを修得することで、回路の動作の概略が理解できるようになる。 |
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授業の目標 |
1.電気回路の標準的な基礎知識である電圧、電流、電力、回路素子の性質、キルヒホッフの法則、インピーダンス等の定義を知る。 2.交流回路と回路素子のフェーザ表示とフェーザ図に習熟する。 3.共振回路の動作を理解する。 4.与えられた電気回路上の電圧、電流分布、回路を構成する各素子での消費電力等の計算ができる。 |
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授業計画 |
1回目 シラバスの説明。電圧、電流、電力、電力量(第1章) 2回目 回路要素 (第2章) 3回目 合成抵抗(第3章、第4章) 4回目 キルヒホッフの法則(第5章) 5回目 直流回路網 (第6章) 6回目 正弦波交流 (第8章) 7回目 複素数表示とフェーザ表示(第7章、第9章) 8回目 中間試験 9回目 インピーダンスとアドミタンス(第11、12章) 10回目 インピーダンスとアドミタンス(第13、14章) 11回目 交流電力 (第15章) 12回目 交流回路網(第16、17章) 13回目 回路の周波数特性 (第20章) 14回目 直列共振回路(第21章) 15回目 並列共振回路(第22章)
小テスト(指定問題から一問、10分)を講義の始めに行います。(1回目は除く) |
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教科書及び教材 |
教科書:西巻正郎、森武昭、荒井俊彦:「電気回路の基礎」森北出版 |
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参考書 |
定評のある良書がたくさん図書館にあります。 自分が気に入ったもの1冊を選び、必ず教科書の説明と読み比べてみてください。 (例)管 博、堀井仙松:「図説 電気回路要論」産業図書 |
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成績評価方法 |
中間試験(30%)、定期試験(40%)、小テスト(30%)によって総合点(1000点満点)を算出し、60点以上を合格とする。 正当な理由があり欠席届のあるものは欠席扱いにしない。 総合評価であるので原則として再試験は行わない。 不合格者は、再履修である。 |
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履修条件等 |
1.本講義専用のノートを用意すること。 2.講義ごとに指定した教科書の演習問題は、必ず自分で回答を作成しノートに記入すること。 3.関数電卓を用意委する。使い方は各自で習得すること。 |
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教員からのメッセージ |
本講義で用いる数学の知識は、複素数(直交形式、極形式、4則演算)と三角関数の微積分の知識のみです。復習さえすると電気回路の問題は、誰でも回答できるようになります。講義で指定した問題は必ず自分の力で解きましょう。また、教科書の例題、演習問題は、最低2回は磁力で解いてみることです。必ず、電気回路が得意になります。 講義中にどんどん指名していきますので、頑張ってください。 |
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その他 |
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