授業のねらい |
学生が、指導教員の指導の下に研究目標と計画を立てる。即ち、研究の背景、関連する論文を調査、検討して研究目標を明確にすると共に、必要な研究手段・分析手法の修得(実験装置の設計、製作、試運転、評価、改良など)を行う。また、機械工学の研究に必要な基本知識として確率・統計の基礎についても学ぶ。 |
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授業の目標 |
1.確率論や統計系的手法をデータ分析や現象認識に活用できること。 2.研究の実行に必要な実験技術やコンピュータ取扱い能力を身につけること 3.自発的に勉学を続けることができること 4.研究途上の成果の発表・討論を行い、質疑応答が的確にできること 5.研究実行時にリーダーシップが発揮できること
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授業計画 |
授業計画としては 4月中旬に所属研究室配属の決定する。以後は各研究室の教員との話し合いにより研究テーマ・実施計画を定める。研究背景及び研究遂行上必要な論文の調査を行い、講読会、発表会を行い、研究手段、実験技術の修得を行う なお、研究に必要な1.0単位相当の「確率・統計」に関する集中講義を行う。講義内容は以下のとおりである。 1.確率と事象、集合、条件つき確率、ベイズの定理、モーメント母関数 2.度数分布、ヒストグラム、平均値と分散、相関図、相関係数、回帰直線 3.確率変数、確率密度関数、正規確率分布、期待値と分散、エルゴード性 4.共分散、相関係数、モーメント、特性関数、中心極限定理 5.統計的推定と検定(母集団,標本,母平均,母分散,信頼度,区間推定など) 6.χ2-分布と検定、t-分布と検定
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教科書及び教材 |
馬場敬之、久池井茂共著、「確率統計」、(2003)、マセマ社.定価(2310円(税込)、平成17年度現在) |
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参考書 |
教員のアドバイス、自己判断で選択。学術論文等も対象として独自に検索すること。 |
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成績評価方法 |
「確率・統計」に関する試験を行い、その合格者を卒業研究Iの成績評価対象者として以下の項目について評価し、各項目の評価点を合計して総合評価とする。 1.今後の研究遂行に必要な研究手段、実験技術の修得(20%) 2.自発的に勉学を続けられる能力(20%) 3.経過発表討論会での発表能力(30%) 4.リーダーシップの発揮(20%)
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履修条件等 |
卒業研究着手基準 学生便覧(平成14年度)に記述の「卒業研究着手基準」を参考のこと。 |
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教官からのメッセージ |
シラバスに定められている「目標」を達成するため、卒業研究には積極的にかかわり、自己研鑽に努めてほしい。 |
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その他 |
学科の学習・教育目標との対応 (B)実験の実施と結果の評価に必要な実験技術の習得 (C)工学システムを設計・製作する能力の涵養 (D)自発的に勉学を続けることが出来る能力の涵養 (E)コミュニケーション能力やグループ意思決定能力の涵養 JABEEの学習・教育目標との関連 (c)数学、自然科学及び情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力 (d)-(3)実験等を計画・遂行し、結果を解析し、それを工学的に考察する能力 (e)種々の科学、技術及び情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力 (f)日本語による論理的な記述力、口頭発表力、討議などのコミュニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力 (g)自主的、継続的に学習できる能力 (h)与えられた制約の元で計画的に仕事を進め、まとめる能力 |
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