授業のねらい |
本講義では,工場騒音をはじめとするさまざまな環境騒音問題の現状,騒音規制法,および騒音に関する基礎事項についての理解を深めることをねらいとする。騒音の原因である振動に関する基礎知識の理解を深め,音波に関する基礎事項を理解する。さらに,騒音対策上重要な機械騒音の発生源を知り,それらに対する消音機構の諸原理を理解する。 |
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授業の目標 |
1.環境騒音問題の現状を知り,どのような法的な対策がなされているかを理解する。 2.機械の騒音源の諸特性について理解する。 3.騒音の評価方法について理解する。 4.多自由度系,連続体の振動を理解する。 5.音波に関する基礎事項を理解する。 6.消音機構の諸原理を理解する。 |
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授業計画 |
1 騒音問題の現状と騒音規正法の体系,音の発生機構と機械の騒音源(1週) 2 多自由度系の振動(2週) 3 連続体の振動の概論(1週) 4 音波の基礎理論(2週) 5 板振動による音の放射および音場の予測(3週) 6 騒音の評価量および騒音計測(1週) 7 デシベルの加法,平均,減法,増減量のパーセント表示(1週) 8 消音機構,騒音制御(1週) 9 演習(3週) |
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教科書及び教材 |
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参考書 |
1.機械工学のための振動・音響学,鈴木浩平,西田公至,丸山晃市,渡辺武共著,サイエンス社 (\2369) 2.機械音響工学,鈴木昭次,西村正治,雉元信哉,御法川学共著,コロナ社(\2800) 3.基礎音響学 振動・波動・音波,吉川茂,藤田肇共著,講談社サイエンティフィク(\3800) 4.騒音と騒音防止,守田栄,オーム社 (\3600) など |
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成績評価方法 |
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履修条件等 |
・履修要件 物理学A,解析I,解析II,工業数学,機械力学 上記に加え,機械力学演習,物理学Cを履修していることが望ましい。 ・この科目を必要とする科目 卒業研究I,II |
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教員からのメッセージ |
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その他 |
・学科の学習・教育目標との対応 (A)-3 物理等の自然科学に関する知識とそれらの応用能力 (A)-4 機械システム工学に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力 ・JABEEの学習・教育目標との関連 (b)技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解 (c)数学,自然科学および情報技術に関する意識とそれらを応用できる能力 (d)-2 機械工学の主要分野のうち各プログラムが重要と考える分野に関する知識と,それらを問題可決に応用できる能力。 |
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