授業のねらい |
風力エネルギーから電気エネルギーへの変換機構と,その電気エネルギーを利用した作業機,という一連のシステムをグループプロジェクトとして設計・製作し,実証試験を行い,その結果を発表する.以上の過程を通して創造性と総合の力を養成すると共に.コミニュケーション能力およびプレゼンテーション能力の向上をめざす. |
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授業の目標 |
(1)風車の設計と出力のシミュレーションができる. (2)投射機の設計と投射距離のシミュレーションができる. (3)実証試験によって物理量の計測方法を理解する. (4)設計・製作を通して,リーダーシップと協調性を養成する. (5)試験結果を整理し,発表することにより,プレゼンテーション 能力の向上を図る. |
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授業計画 |
(1)ガイダンス(風車の設計、投射器の設計の説明)(2週) (2)概念設計の後、風車出力の計算、投射器の設計計算を行い、 風車および投射器の仕様を決定(3週) (3)風車、投射器の製作(3週) (4)風洞を用いた風車の性能試験、投射器の調整(個別実験)(2週) (5)風車および投石器の改良、最終仕上げ(1週) (6)風車・投石器の組み合わせによる総合実験(3週) (7)まとめ(1週)
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教科書及び教材 |
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参考書 |
(1)加藤 宏編:「例題で学ぶ 流れの力学」、丸善株式会社(1990年) p.61。 (2)牛山 泉:「風車工学入門 −基礎理論から風力発電技術まで−」、 森北出版(2002年)。 |
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成績評価方法 |
(1) 設計書, (2) 個別および総合実験の結果,(3) 各個人の関与の程度,によって評価し,60%以上の者を合格とする。
それぞれの比率については,追って示す.
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履修条件等 |
★★★受講生は必ず傷害保険に加入すること.加入の有無の確認を 「キャリアサポートセンター」でしておくこと.★★★
この科目は3年次に応用機械科学コースに分属し,応用機械科学演習を 履修した者が受講できる.連携科目のプレゼンテーション技法も同時に 受講すること.以下に,適用カリキュラムごとに具体的に示す. ● 新カリキュラムの学生(平成14年度以降入学者)は,応用機械科学 コースに分属され,応用機械科学演習を履修した者. ● 旧カリキュラムの学生(平成13年度以前入学者)は,卒研着手可 能で担当教員が認めた者.応用機械科学演習を受講していることが 望ましい.(機械設計製図2に単位読替可) ● 夜間主コースの学生で平成14年度以降入学者は,卒研着手可能で 担当教員が認めた者.応用機械科学演習を受講していることが望ま しい.(他学科履修として単位取得可) ● 夜間主コースの学生で平成13年度以前入学者は,卒研着手可能で, 担当教員が認めた者.応用機械科学演習を受講していることが望ま しい.(単位取得は不可) |
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教官からのメッセージ |
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その他 |
【学科の学習・教育目標との対応】 (A)-4 機械システム工学に関する知識とそれらを問題解決に応用できる 能力 (B) 実験の実施と結果の評価に必要な実験技術の修得 (C) 工学システムを設計・製作する能力の涵養 (E) コミュニケーション能力やグループ意思決定能力の涵養 (E-1) 日本語および英語によるコミュニケーション能力と国際性 (E-2) グループ意思決定能力
【JABEEの学習・教育目標との関連】 (d)-(2) 機械工学の主要分野のうち各プログラムが重要と考える分野 に関する知識と,それらを問題解決に応用できる能力. (d)-(3) 実験等を計画・遂行し,結果を解析し,それを工学的に考察 する能力. (e) 種々の科学,技術および情報を利用して社会の要求を解決す るためのデザイン能力. (f) 日本語による論理的な記述力,口頭発表力,討議等のコミュ ニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション 基礎能力. (h) 与えられた制約の下で計画的に仕事を進め,まとめる能力.
【科目間の連携】 [必要とする主要科目] 機構学,機械製図,機械工作法実習,プレゼンテーション技法, 材料力学,機械力学,流体力学I,II,電気電子工学, 機械システム設計学,応用機械科学演習
[必要とされる主要科目] 卒業研究I,II (テーマによる)
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