科目概要

対象年度
2005
教育課程名
昼間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名
応用機械科学設計法
Subject Name
Applied Mechanical Science Design
単位数
1
必修・選択の別
必修
対象学科・学年
機械システム工学科 4年
開講時期
前期
授業方法
少人数実習
担当教官
応用機械科学コース担当教員(とりまとめ:戸倉・齊當)
教官室番号
B202(戸倉)・B305(齊當)
連絡先(Tel)
0143-46-5306(戸倉)
0143-46-5324(齊當)
連絡先(E-Mail)
tokura@mmm.muroran-it.ac.jp(戸倉)
kensaito@mmm.muroran-it.ac.jp(齊當)


シラバス

授業のねらい
風力エネルギーから電気エネルギーへの変換機構と,その電気エネルギーを利用した作業機,という一連のシステムをグループプロジェクトとして設計・製作し,実証試験を行い,その結果を発表する.以上の過程を通して創造性と総合の力を養成すると共に.コミニュケーション能力およびプレゼンテーション能力の向上をめざす.
授業の目標
(1)風車の設計と出力のシミュレーションができる.
(2)投射機の設計と投射距離のシミュレーションができる.
(3)実証試験によって物理量の計測方法を理解する.
(4)設計・製作を通して,リーダーシップと協調性を養成する.
(5)試験結果を整理し,発表することにより,プレゼンテーション
   能力の向上を図る.
授業計画
(1)ガイダンス(風車の設計、投射器の設計の説明)(2週)
(2)概念設計の後、風車出力の計算、投射器の設計計算を行い、
   風車および投射器の仕様を決定(3週)
(3)風車、投射器の製作(3週)
(4)風洞を用いた風車の性能試験、投射器の調整(個別実験)(2週)
(5)風車および投石器の改良、最終仕上げ(1週)
(6)風車・投石器の組み合わせによる総合実験(3週)
(7)まとめ(1週)
教科書及び教材
必要とされる資料は授業中に配布する。
参考書
(1)加藤 宏編:「例題で学ぶ 流れの力学」、丸善株式会社(1990年)  p.61。
(2)牛山 泉:「風車工学入門 −基礎理論から風力発電技術まで−」、
  森北出版(2002年)。
成績評価方法
(1) 設計書, (2) 個別および総合実験の結果,(3) 各個人の関与の程度,によって評価し,60%以上の者を合格とする。

それぞれの比率については,追って示す.
履修条件等
★★★受講生は必ず傷害保険に加入すること.加入の有無の確認を
   「キャリアサポートセンター」でしておくこと.★★★

この科目は3年次に応用機械科学コースに分属し,応用機械科学演習を
履修した者が受講できる.連携科目のプレゼンテーション技法も同時に
受講すること.以下に,適用カリキュラムごとに具体的に示す.
 
●  新カリキュラムの学生(平成14年度以降入学者)は,応用機械科学
  コースに分属され,応用機械科学演習を履修した者. 
●  旧カリキュラムの学生(平成13年度以前入学者)は,卒研着手可
  能で担当教員が認めた者.応用機械科学演習を受講していることが
  望ましい.(機械設計製図2に単位読替可) 
●  夜間主コースの学生で平成14年度以降入学者は,卒研着手可能で
  担当教員が認めた者.応用機械科学演習を受講していることが望ま
  しい.(他学科履修として単位取得可) 
●  夜間主コースの学生で平成13年度以前入学者は,卒研着手可能で,
  担当教員が認めた者.応用機械科学演習を受講していることが望ま
  しい.(単位取得は不可) 
教官からのメッセージ
実習科目なので必ず出席の事.
その他
【学科の学習・教育目標との対応】
 (A)-4 機械システム工学に関する知識とそれらを問題解決に応用できる
    能力 
 (B)   実験の実施と結果の評価に必要な実験技術の修得
 (C)   工学システムを設計・製作する能力の涵養
 (E)   コミュニケーション能力やグループ意思決定能力の涵養
 (E-1) 日本語および英語によるコミュニケーション能力と国際性
 (E-2) グループ意思決定能力

【JABEEの学習・教育目標との関連】 
(d)-(2)  機械工学の主要分野のうち各プログラムが重要と考える分野
     に関する知識と,それらを問題解決に応用できる能力.
(d)-(3)  実験等を計画・遂行し,結果を解析し,それを工学的に考察
     する能力. 
(e)      種々の科学,技術および情報を利用して社会の要求を解決す
     るためのデザイン能力. 
(f)      日本語による論理的な記述力,口頭発表力,討議等のコミュ
     ニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション
         基礎能力.
(h)      与えられた制約の下で計画的に仕事を進め,まとめる能力.  

【科目間の連携】
[必要とする主要科目]
 機構学,機械製図,機械工作法実習,プレゼンテーション技法,
 材料力学,機械力学,流体力学I,II,電気電子工学,
 機械システム設計学,応用機械科学演習

[必要とされる主要科目]
 卒業研究I,II (テーマによる)