授業のねらい |
宇宙環境は地上のそれとは大きく異なる。それら宇宙環境の特徴を理解し、希薄気体の解析に用いられる分子運動論的な考え方を学ぶ。 |
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授業の目標 |
宇宙環境を地上と対比しながら理解することができること。 速度分布関数の意味を理解出来ること。 巨視的な熱力学的諸量と微小粒子の運動を関連付けて理解することができること。 |
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授業計画 |
第1〜2週目 | 宇宙環境 宇宙の自然環境(微小重力、超高真空など)、人為的環境(宇宙ごみ等) | 第3〜5週目 | 分子運動論 連続体流体力学とその適用限界、分子モデル、熱力学的諸量、平均自由行程、輸送現象 | 第6〜10週目 | 平衡状態の分子運動論 速度分布関数、マクスウェル速度分布関数完全気体の状態方程式 | 第11〜15週目 | 熱力学と化学反応 保存則、ギブス自由エネルギー、完全気体の混合気、衝突頻度と化学反応速度 |
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教科書及び教材 |
W.G. Vincenti & C.H. Kruger, Jr. Introduction to Physical Gas Dynamics Krieger Publishing Company, Malabar, Florida ISBN: 0-88275-309-6 |
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参考書 |
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成績評価方法 |
レポート50点、試験50点の計100点で60点以上を合格とする
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履修条件等 |
流体力学IおよびIIと力学を履修していることが望ましい。 また、力学の復習をしておくこと。 |
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教員からのメッセージ |
大学院の実在気体力学特論を学ぶ際の基礎でもありますから、しっかり勉強してください |
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その他 |
学科の学習・教育目標との対応 (A)工学上の諸問題を科学的に解決するための基礎知識の習得 (D)自発的に勉学を続けることが出来る能力の涵養 JABEEの学習・教育目標との関連 (c)数学、自然科学及び情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力 (g)自主的、継続的に学習できる能力 |
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