授業のねらい |
ターボ機械(羽根車を有する流体機械)の理解を目的として,水車,ポンプ等の水力機械,および送風機,圧縮機等の空気機械の作動原理を説明する.ターボ機械の基礎理論を重視し,これに十分な時間をあてる.さらに,具体的なターボ機械について,運転特性や運転時に発生する諸現象について解説する.
|
|
授業の目標 |
1. | ターボ機械の種類、分類を理解する。 | 2. | 遠心羽根車を持つターボ機械の特性(動力、流量など)を算出できる。 | 3. | 軸流羽根車を持つターボ機械の特性(動力、流量など)を算出できる。 | 4. | ターボ機械運転時に発生する特異現象の発生や防止策を理解する。 |
|
授業計画 |
1. | 流体運動の基礎(2〜3週) | 2. | ターボ機械におけるエネルギの授受(1週) | 3. | 遠心ポンプおよび軸流ポンプ(3週) | 4. | 相似法則(1〜2週) | 5. | 送風機および圧縮機(1〜2週) | 6. | 水車(ペルトン水車,フランシス水車,プロペラ水車)(2〜3週) | 7. | その他のターボ機械(風車、トルクコンバータなど) (1〜2週) |
|
教科書及び教材 |
八田圭爾、田口達夫、加賀拓也 「水力学と流体機械」 日新出版 2000年 |
|
参考書 |
(1) | 村上光清,部谷尚道 「流体機械(第3版)」 森北出版 1990年 | (2) | ターボ機械協会編 「ターボ機械」 日本工業出版 1988年 | (3) | 大橋秀雄 「流体機械(改訂・SI版)」 森北出版(1971年) |
|
成績評価方法 |
定期試験を80%、レポートを20%の割合で評価し、合計60点(60%)以上を合格とする。 |
|
履修条件等 |
|
教員からのメッセージ |
レポートを多数回課す予定である。試験には、運動量の法則を使用して解く問題も出題しますので、「運動量の法則」をよく理解しておいてください。
|
|
その他 |
○学科の学習・教育目標との対応: 1−3)物理学等の自然科学に関する基礎知識とそれらの応用能力 ○JABEE学習・教育目標との対応: (d)−(2)機械工学の主要分野のうち各プログラムが重要と考える 分野に関する知識と、それらを問題解決に応用できる 能力(エネルギーと流れ (B)、(20)、機械とシステム (3)) ○関連する主な科目: 熱力学IおよびII、流体力学IおよびII
|
|