科目概要

対象年度
2005
教育課程名
昼間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名
機械システム工学実験I
Subject Name
Mechanical System Engeering Laboratory I
単位数
(2)
必修・選択の別
必修
対象学科・学年
機械システム工学科 3年
開講時期
前期
授業方法
指導書に従って与えられた実験テーマについて実験する。
担当教員
機械システム工学科全教員
教員室番号
第1週に説明会を開催し,詳細を連絡する.集合場所等は、学期初めに掲示で知らせる。
連絡先(Tel)
5348 (取りまとめ教員:相津)
連絡先(E-Mail)
aizu@mmm.muroran-it.ac.jp (〃)


シラバス

授業のねらい
機械システム工学科の各研究分野に関連する題材について、それぞれの目的に沿って計画された実験を実行し、結果を検討して、題材に設定された問題に対する考察、結論を得る過程を学ぶ。さらにこれらの結果を実験レポートとしてまとめる過程を通じて、報告書作成能力を養う。
授業の目標
各実験テーマに関する内容を理解し,その基礎知識が得られる.個々の実験を通じて実験の手法(測定試料の準備・設定方法,測定器・実験装置の操作方法)を習得できる.実験遂行上生じるトラブルへの対応がとれるようになる.測定データを処理・解析し,必要なグラフや表等に整理でき,かつ定量的な考察ができるようになる.標準的な実験レポートの体裁・形式にまとめることができる.
授業計画
講義の第1回目に説明会を実施する。資料配付と実施法の説明を行うので、全員出席のこと。このときに基本的なレポート作成のための講義も行う.
      下記のテーマを毎週交代で実施する。
     1.対流熱伝達率の測定実験
     2.管摩擦実験
     3.炭素鋼の溶接組織
     4.材料試験ー鋼材の引っ張り試験
     5.防振
     6.DCサーボモータの制御
     7.分光測色法の実験
     8.航空機構造材料の応力解析
     9.小型ターボジェットエンジンの性能試験
     
教科書及び教材
各研究室で準備された指導書および装置を利用する。
参考書
「レポートの組み立て方」 木下是雄 著 ちくま学芸文庫
「理科系の作文技術」 木下是雄 著 中公新書
成績評価方法
出席が必須条件。実験レポートは実験後1週間以内に提出すること。受理されたレポートは100点満点で採点される.全テーマの点数の平均点を算出し本科目の成績とする.全テーマのうち1つでも欠席またはレポート未提出,レポート不合格があれば本科目が不合格となり、翌年再履修により再度全実験テーマが課せられるので注意が必要。提出したレポートに不備があれば、再提出の指示があるので従うこと。再提出などにより各教員が減点をする場合がある.以下の条件を満たした者が合格者となる。
     1.全実験テーマに出席すること
     2.全ての実験テーマのレポートを期限内に提出し、いずれも60点以上の評価を得ること。標準的なレポートの体裁・形式が整っており,内容に不備・誤りがなければ60点以上,記述・考察内容が最近数年の標準レベルに達していれば70点以上,データ解析や考察等に独自の工夫や努力があり標準以上のレベルと判断できれば80点以上.ただし,これらの判断は各担当教員に委ねられる.
履修条件等
主専門教育課程の共通科目及び学科別科目から合計35単位以上を修得すること。なお、修得科目の内訳は次のとうりとする。
     (1)A群のフレッシュマンセミナー、機械製図、機械工作法実習の3科目(5単位)
     (2)B群のうち16単位以上(2年次までに20単位開講)
     (3)共通科目の必修科目のうち14単位以上(全科目では18単位)
     備考:特別の事由のある者については教室会議で審議の上決定する。
教員からのメッセージ
その他
1.学科の学習・教育目標との対応
  (B)実験の実施と結果の評価に必要な実験技術の修得(情報メディア基礎,学生実験,卒業研究)
  (E)コミュニケーション能力やグループ意思決定能力の涵養
2.JABEEの学習・教育目標との関連
  (f)日本語による論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力
  (d)−(3)実験等を計画・遂行し、結果を解析し、それを工学的に考察する能力。
3.科目間の連携
  履修科目:物理学実験,機械工作法実習,情報メディア基礎
  この科目を必要とする科目:機械システム工学実験II,卒業研究I・II