授業のねらい |
本授業では産業用火薬類の爆発現象を先ず理解し、その特性を把握し、 産業用火薬類が最終的に消費される土木現場(トンネル、採石場、鉱山 等)での使用方法(発破方法)を学ぶ事。 |
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授業の目標 |
1. 産業用火薬類である爆薬、火工品の爆発現象を理解する事により、 自然界の急速化学反応現象を理解出来る。 2. 産業用火薬類である爆薬の威力・感度を理解する事により、自然界 の急速化学反応の大きさや起こり易さを理解出来る。 3. 産業用火薬類を使用した岩石破壊の機構を理解する事により、最終 的に消費される土木現場での発破方法及びその公害を理解出来る。
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授業計画 |
第1回目:火薬類の歴史について、火薬類の爆発現象について、火薬類 の法的・化学的分類について、火薬類の性質・種類について、 火薬類の力について及び火薬類の成分バランスについて 第2回目:産業用爆薬について、火工品ついて、火薬類の感度試験につ いて及び火薬類の威力試験について 第3回目:岩石破壊の機構について、各種発破方法(トンネル発破、ベ ンチ発破、制御等)について及び発破公害について
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教科書及び教材 |
一般火薬学:日本火薬工業会資料編集部 新改訂版(定価2700円) |
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参考書 |
エネルギ−物質ハンドブック(共立出版)、 発破ハンドブック:山海堂 |
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成績評価方法 |
定期試験の60点以上を合格とする。不合格者は再履修とする。 |
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履修条件等 |
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教員からのメッセージ |
1.本授業は3回の集中講義で行う為、1回の欠席が5週分に相当する ので、履修者は欠席しない様にする事。 2.本授業を履修し、単位を取得した場合は、国家試験である「火薬類 取扱保安責任者試験」の試験科目である「法令及び一般火薬学」の 内、試験免除申請を行えば、試験科目の一般火薬学が免除される特 典がある。尚、本試験に合格した場合は「火薬類取扱保安責任者」 免状が交付され、火薬類を使用する土木工事の法的責任者となれる。
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その他 |
土木コースの学習教育目標との関係 ○(C)将来能力 ◎(D)土木専門基礎 ○(E)実験演習 |
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