授業のねらい |
この授業では、骨組構造や連続体の構造解析の方法として有効なマトリックスを用いた解析手法について講述し、例題を通してマトリックス構造解析の理解を深めるとともに創造的能力を養う。 |
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授業の目標 |
この授業の目標は以下のとおりである。
(1) 構造解析における応力法と変形法の概念を理解する。
(2) 変形法によるトラスの解法を理解する。
(3) 2次元弾性問題の解析手法の基本的な考え方を理解する。
(4) 有限要素法の概念を理解する。
(5) 有限要素法を用いた2次元弾性問題の解法を知る。
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授業計画 |
週 授業内容(教科書とその頁)
1週目 マトリックス構造解析について(プリント)
2週目 変形法によるトラスの解法(1) (教科書I,pp.53-56)
3週目 変形法によるトラスの解法(2) (教科書I,pp.56-58)
4週目 2次元弾性問題の基礎(1) (教科書II,pp.29-34)
5週目 2次元弾性問題の基礎(2) (教科書II,pp.34-38)
6週目 2次元弾性問題の基礎(3) (教科書II,pp.38-44)
7週目 2次元弾性問題における有限要素法(1) (教科書II,pp.45-48)
8週目 2次元弾性問題における有限要素法(2)(教科書II,pp.49-55)
9週目 有限要素法のプログラム(1)(教科書II,pp.63-68)
10週目 有限要素法のプログラム(2)(教科書II,pp.68-76)
11週目 有限要素法のプログラム(3)(教科書II,pp.76-83)
12週目 解析演習(1) 課題を課す(プリント)
13週目 解析演習(2)(プリント)
14週目 解析演習(3)(プリント)
15週目 解析演習(4)( プリント)
(解析演習(1)〜(4)は具体的な課題を与え,課題への対応により応用力を養う)
(定期試験)
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教科書及び教材 |
教科書I :能町純雄著 「構造力学 II 」 朝倉書店
教科書II:春海佳三郎・大槻明著 「有限要素法入門」 共立出版
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参考書 |
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成績評価方法 |
定期試験70%、課題30%で評価し、課題を提出しておりかつ合計60点以上を合格とする。課題未提出者及び出席率 70% 未満の者は再履修とする。 |
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履修条件等 |
材料の力学、構造力学 I, II, III を理解していることが望ましい。 |
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教員からのメッセージ |
マトリックス構造解析は、計算機を用いた演習が必要なため計算機を使えることが条件である。 |
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その他 |
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