科目概要

対象年度
2005
教育課程名
昼間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名
水理学I
Subject Name
HydraulicsI
単位数
1(1)
必修・選択の別
必修
対象学科・学年
建設システム工学科 土木コース 2年
開講時期
前期
授業方法
講義・演習
担当教員
穂積 準
教員室番号
A-223
連絡先(Tel)
0143-46-5276
連絡先(E-Mail)
hozumi@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
水理学は環境制御のための人工構造物から自然環境に至るまでの広範な領域における流体運動を解析するための数理的基礎を形成する重要な学問である。本講義では、高度の応用まで包含する水理学の中で、基本原理に重点を置き、流体運動の力学的原理、基礎方程式の誘導とその適用限界など及び応用として管路の流れについて講述し、演習を通して理解を深める。
授業の目標
流体運動の基礎概念、基礎知識及びその数学的表現を正しく理解し、演習を通して応用能力を養う。また、実用上重要な管水路の流れについて体系的に理解し、実際に問題を解く能力を身につける。
授業計画
授業の計画
第1週 流体運動の基礎概念
第2週 連続の式
第3週 完全流体の運動方程式
第4週 粘性流体の運動方程式
第5週 エネルギー保存則
第6週 エネルギー保存則の応用
第7週 運動量保存則
第8週 ポテンシャル流れと複素ポテンシャル
第9週 ポテンシャル流れの例
第10週 層流と乱流
第11週 層流の解析例
第12週 運動量輸送理論と乱流の速度分布
第13週 管路の流れ(1)基礎概念及び損失水頭
第14週 管路の流れ(2)単一管路系の解析
第15週 管路の流れ(3)複雑な管路系の解析
教科書及び教材
日野幹雄「明解水理学」丸善
参考書
荻原能男「水理学の基礎」東海大学出版会、玉井信行・有田正光共編「大学土木 水理学」オーム社
成績評価方法
出席率80%以上の者を対象として、次の割合で総合評価し、60点以上を合格とする。
 演習レポート:30% 、定期試験:70%
60点未満の者には再試験を課し、再試験の点数が60点未満の者は再履修とする。
履修条件等
「流れの力学」を履修していること。
教員からのメッセージ
将来技術者として活用できるように水理現象の基礎知識及び応用能力を身につけよう。
その他
土木コースの学習教育目標との関係
○(C)将来能力
◎(D)土木専門基礎
○(E)実験演習
○(F)環境防災