授業のねらい |
この授業では、「材料の力学」の知識の上に、土木構造物の基本構造としての静定梁の力学的特性を取扱う。具体的には、外力を受ける静定梁に生ずる応力としての断面力の解法や変形(たわみ)の解法を学ぶとともに課題演習を通して創造的な能力を養う。 |
|
授業の目標 |
この授業の目標は以下のようである。
(1) 静定構造と不静定構造の区分を理解し、静定条件を理解する。 (2) 静定梁の断面力の考え方を理解し、基本的な静定梁(単純梁と方持ち梁)の断面力を求めることができる。 (3) 断面力の影響線の考え方を理解し、静定梁の影響線を画ける。 (4) 間接荷重の考え方を理解する。 (5) ゲルバー梁の考え方を理解する。 (6) 梁の断面力と梁の応力度の関係を理解し、応力度を求めることができる。 (7) 梁の変形(たわみ)を求める関係式を理解し、簡単な荷重に対するたわみを求めることができる。 (8) 弾性荷重法による梁のたわみの算定法を理解する。
|
|
授業計画 |
各週毎の授業は以下のように行う。
週 授 業 内 容(教科書の頁) 1週目 梁の種類、梁に作用する荷重、梁の反力(pp. 88- 95) 2週目 梁の断面力、単純梁の断面力(1)(pp. 95-102) 3週目 単純梁の断面力(2)、片持ち梁の断面力(pp.103-110) 4週目 梁における力の釣合い方程式(pp.110-114) 5週目 梁の影響線(1)(pp.114-118) 6週目 梁の影響線(2)(pp.118-121) 7週目 間接荷重の取り扱い(床組構造)(pp.121-124) 8週目 ゲルバー梁(複雑な静定梁)(pp.124-130) 9週目 梁の応力度(1)(pp.133-135) 10週目 梁の応力度(2)(pp.135-141) 11週目 梁の弾性曲線、単純梁のたわみ(pp.141-146) 12週目 片持ち梁のたわみ(pp.146-149) 13週目 弾性荷重法によるたわみの計算(pp.154-161) 14週目 曲げ以外の影響によるたわみ(pp.163-166) 15週目 組み合わせ梁の変形(プリント) (後期定期試験)
|
|
教科書及び教材 |
|
参考書 |
|
成績評価方法 |
成績は、定期試験の評価が50点以上の者を対象に、定期試験80%、演習20%で評価し、60点以上を合格とする。出席が70%以上の者に定期試験の受験を認め,不合格者には1回のみ再試験を行う.出席が70%に満たない者,定期試験の評価が30点未満の者および再試験の不合格者は再履修とする。 |
|
履修条件等 |
|
教官からのメッセージ |
演習は、毎回課題を与え、時間内に解けた内容で評価するが、演習の補助として TA(大学院生)を配置するので、TA を十分活用してほしい。 |
|
その他 |
土木コースの学習教育目標との関係 ○(C)将来能力 ◎(D)土木専門基礎 ○(E)実験演習 |
|