授業のねらい |
これから学ぶ土木工学の内容について、その概要を理解するとともに、土木技術者倫理について知る。 |
|
授業の目標 |
1. | 土木工学の概要とはどのような学問であるのか、その歴史的発展と土木技術者倫理について知る。 | 2. | 社会基盤としての交通システムと都市づくり、環境整備について知る。 | 3. | 地震や台風によって生ずる津波、高潮及び水害等の防災・減災のために建設される土木施設などについて知る。 | 4. | 環境を守るための法律や生活をささえる上下水道・廃棄物に関わる施設について知る。 | 5. | 土と地盤災害防止対策について知る。 | 6. | 代表的な土木構造物である橋とトンネル、それらの設計と使用されている材料について知る。 |
|
授業計画 |
1週目 | 社会資本の形成と土木工学 (斎藤) | 2週目 | 社会基盤施設としての交通システムとその役割 (斎藤) | 3週目 | 都市づくりと環境整備 (斎藤) | 4週目 | 土木工学の対象、土木工学の体系、土木事業の特徴 (藤間) | | 公共性、基盤整備、自然が対象、不可逆性 | 5週目 | 河川堤防・海岸堤防等の防災施設の役割 (藤間) | | 洪水、崩壊、浸透、高潮、津波 | 6週目 | 技術者倫理、自立した土木技術者に求められる能力 (藤間) | 7週目 | 地盤が壊れる現象と土の強さ (木幡) | 8週目 | 地盤災害防止対策−斜面災害を例として− (木幡) | 9週目 | 土を強くする方法と補強土工法地盤 (木幡) | 10週目 | 環境を守るための法律 (穂積) | 11週目 | 上下水道施設 (穂積) | 12週目 | 廃棄物処理処分施設 (穂積) | 13週目 | 土木構造物、土木構造物に使用されている材料 (菅田) | 14週目 | 土木構造物の設計 (菅田) | 15週目 | 橋とトンネル、材料と環境問題 (菅田) |
|
教科書及び教材 |
|
参考書 |
堪木・柴田・中川:「土木へのアプロ−チ第2版」技報堂 小川博三:「日本土木史概説」共立出版 土木学会編:「土木技術者の倫理」土木学会 |
|
成績評価方法 |
60点以上を合格とする。その成績は、レポート(斎藤、穂積、木幡)60 %および試験(藤間、菅田)40 %で評価する。不合格者に対してはレポートの再提出を課すとともに一度だけ再試験を実施する。これによっても不合格の場合には再履修すること。 |
|
履修条件等 |
|
教官からのメッセージ |
建設システム工学科の1年生は1年目の後期から土木コ−スと建築コ−スに分属されます。この講義と建築学概論は、土木と建築の違いを知ってもらい分属の参考にしてもらうことも、講義の目的になっています。例えば、室蘭港口に架かる「白鳥大橋」は土木技術による設計・景観計画の作品であることを知っていますか? 地球環境にやさしく、人類の生活環境を豊かにする地球規模の空間づくりが、土木技術者の仕事です。 |
|
その他 |
土木コースの学習・教育目標との関係 ○ (B)人間性 ◎ (D)土木専門基礎 ○ (F)環境防災 ○ (G)自然調和 |
|