授業のねらい |
鋼構造学で得た知識を基礎として,紙模型の設計・製作を行い,その模型の加力実験を通して,鋼構造の基本的な構造原理を修得する。 |
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授業の目標 |
1.H形断面におけるフランジとウェブの役割を理解する。 2.H形鋼梁の横座屈と局部座屈を理解する。 3.柱や骨組みの座屈現象を観察し,有効座屈長さの取り方や座屈荷重との関係を理解する。 4.薄板への力の伝達方法を知り,具体的な接合部における力の合理的な伝達方法を学ぶ。 5.高力ボルト接合のメカニズムを実験的に明らかにし,高力ボルト接合への理解を深める。 6.ラーメン構造の一部分を製作することを通して,骨組みや接合部の構成,及びボルトの配置や溶接加工,組立を理解する。 |
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授業計画 |
1〜3週目 H形断面におけるフランジとウェブの役割(ピン接合と剛接合) 4,5週目 横座屈と局部座屈 6,7週目 圧縮部材の座屈 8,9週目 開断面材と閉断面材 10,11週目 薄板接合部の補強方法 12,13週目 高力ボルト摩擦接合 14,15週目 ラーメン構造紙模型の製作 |
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教科書及び教材 |
高梨晃一・福島暁男共著「基礎からの鉄骨構造」森北出版 定価(3,570円税込) 授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配付する。 |
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参考書 |
(社)鋼材倶楽部鋼構造教材作成委員会編「紙模型でわかる鋼構造の基礎」技報堂出版 定価(2,100円税込) |
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成績評価方法 |
成績は,授業計画中の各テーマごとに,模型の設計,製作,実験への取組状況及び提出物の内容(模型,実験結果,考察など)をそれぞれ30%,70%の割合で評価し,その平均点(小数点以下は四捨五入)が 60点以上を合格とする。不合格の場合には再履修とする。 |
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履修条件等 |
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教員からのメッセージ |
少人数のグループに分かれて演習を行う予定です。作業スケジュールや役割分担などについて,グループまたは全体で打合せや検討を行いつつ,お互いに積極的に協力し合いながら演習が進んでいくことを望む。失敗を恐れずいろいろな工夫をして,その体験を通して鋼構造について理解してもらいたい。 |
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その他 |
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