授業のねらい |
構造用鋼から圧延された鋼板及び各種の形鋼を高力ボルトや溶接などの接合手段によって組み上げた構造または建築物を鉄骨構造という。本授業では,鉄骨構造建築物の柱,梁,継手,柱梁接合部,柱脚などの断面設計法について例題を通して修得する。 |
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授業の目標 |
1.鉄骨構造に関する基本的な用語を理解し,使用することができる。 2.高力ボルト接合及び溶接接合を理解し,各種の応力の加わる場合について高力ボルトまたは溶接を用いた設計を行うことができる。 3.引張材,圧縮材,曲げ材の特徴を理解し,各材について許容応力度設計法に基づいた設計を行うことができる。 4.各種接合部の特徴を理解し,適切な設計を行うことができる。 |
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授業計画 |
前期
1週目 鉄骨構造の概要 2週目 鋼材の種類 3週目 鋼材の力学的性質 4週目 構造設計の概要と許容応力度 5週目 高力ボルト接合(摩擦接合) 6週目 高力ボルト接合(引張接合) 7週目 普通ボルト接合 8週目 溶接接合の長所と短所及び溶接の種類 9週目 溶接継目の設計 10週目 引張材の設計 11週目 圧縮材の設計(弾性座屈) 12週目 圧縮材の設計(有効座屈長さ,非弾性座屈) 13週目 圧縮材の設計(設計式) 14週目 圧縮材の設計(局部座屈,幅厚比) 15週目 前期復習
後期
1週目 曲げ材の設計(曲げ材の応力) 2週目 曲げ材の設計(せん断中心) 3週目 曲げ材の設計(ねじり) 4週目 曲げ材の設計(横座屈,許容応力度) 5週目 形鋼梁の設計 6週目 組立て梁(充腹形)の設計 7週目 組立て梁(非充腹形)の設計 8週目 曲げ材の全塑性モーメント 9週目 軸力と曲げを受ける材の設計 10週目 軸力と曲げを受ける材の全塑性モーメント 11週目 接合部の設計(継手) 12週目 接合部の設計(継手) 13週目 接合部の設計(柱・梁接合部) 14週目 接合部の設計(柱脚) 15週目 後期復習 |
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教科書及び教材 |
高梨晃一・福島暁男共著「基礎からの鉄骨構造」森北出版 定価(3,570円税込)
授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配付する。 |
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参考書 |
金多 潔監修,甲津功夫・吹田啓一郎著「これからの鉄骨構造」学芸出版社 定価(3,150円税込)(図書館に1冊所蔵あり) |
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成績評価方法 |
前期と後期のそれぞれについて,定期試験60点以上,かつ,小テスト平均点60点以上の者を合格とする。成績は,前期,後期ともに定期試験60%,小テスト40%の割合で評価し,前期と後期の評価点の平均とする。前期と後期において,小テスト平均点が60点以上で定期試験が60点未満の者には,レポートを課した後に一度だけ再試験を実施し,60点以上を合格とする。再試験で不合格および小テスト平均点60点未満の者は再履修とする。 |
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履修条件等 |
材料の力学,構造力学I,構造力学IIの内容を理解していることが望ましい。 |
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教員からのメッセージ |
普段の学習を重視するために小テストを多数回行う予定です。定期試験の点数のみが良くても不合格となりますので,予習・復習など,図書館等を利用して自分で学習する習慣を身につけて下さい。 |
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その他 |
レポートを多数回課す予定です。図書館等を利用して自分で調べる習慣を付け,文字や書き方を工夫して見やすいレポートとなるように心がけて下さい。なお,遅刻は認めません。欠席扱いとします。部活等による欠席は,当人からの申し出があれば考慮します。 |
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