授業のねらい |
既に履修した「土の力学」および「構造力学」の知識を土台として,建築物を安全かつ合理的に地盤に受け渡す基礎構造の考え方について理解を深める. |
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授業の目標 |
1.建物と地盤との関わりについて理解を深めると共に,地盤調査の重要性を認識する. 2.地盤の有効応力の考え方に基づいて,土の圧密とせん断強さを理解する. 3.直接基礎と杭基礎の特徴を理解して,上部構造と地盤特性に応じた基礎形式を選定できる能力を身につける. 4.擁壁や山留めに作用する土圧の概念を理解して,切り・盛り土における建物敷地での基礎設計の考え方を理解する. |
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授業計画 |
第1週 序 第2週 土の分類と物理的性質 第3週 地下水の水理学 第4週 土の圧縮性および土の圧密 第5週 土のせん断強さ 第6週 地表面荷重による地中有効応力,地盤調査 第7週 基礎の設計計画 第8週 直接基礎−1:地盤の支持力 第9週 基礎基礎−2:沈下の検討 第10週 杭基礎−1:種類と施工法,基本事項 第11週 杭基礎−2:杭の鉛直支持力 第12週 杭基礎−3:群杭,NF 第13週 杭基礎−4:水平抵抗,引き抜き抵抗 第14週 擁壁,土圧 第15週 根切り,山留め
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教科書及び教材 |
山肩邦男・他「新版建築基礎工学」,朝倉書店,定価(3,800円+税) |
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参考書 |
「建築基礎構造設計指針」,日本建築学会,定価(5,400円+税) |
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成績評価方法 |
出席が3/4に満たない者は受験を認めないので,再履修をすること.定期試験で60点以上を合格とする.不合格者には一度のみ再試験を実施するが,それでも不合格の者は再履修が必要である.
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履修条件等 |
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教員からのメッセージ |
竣工した建物にトラブルが発生して係争に持ち込まれる例の多くは,地盤に関する知識の欠如が原因となっている.特に住宅等の小規模建物にそのようなトラブルが多い傾向があるので,将来は構造系の仕事を目指す者はもちろんであるが,住宅設計等を志す者も真剣に取り組んで欲しい. |
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その他 |
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