科目概要

対象年度
2005
教育課程名
昼間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名
建築構造力学II
Subject Name
Structural Mechanics ・ 
単位数
2(1)
必修・選択の別
必修
対象学科・学年
建設システム工学科 建築コース 2年
開講時期
通年
授業方法
講義及び演習
担当教員
荒井康幸(ARAI,Yasuyuki)(建設システム工学科・構造工学講座)
教員室番号
D−225
連絡先(Tel)
0143-46-5202
連絡先(E-Mail)
yarai@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
?I??Bd?造物は地震などの外力によって生ずる応力や変形に基づいて設計される。本授業では,静定構造物の変形解法を理解し,次に,不静定構造物の応力と変形を求める手法を修得する。
授業の目標
1.基本的な変形解法を理解し,応用することができる。
2.仕事に関する原理を理解し,静定構造物の変形を求めることができる。
3.不静定構造物の反力と応力を求めることができる。
4.たわみ角法を理解し,簡単なラーメンの解析ができる。
授業計画
前期
1週目 応力・ひずみ関係と軸方向変形
2週目 弾性曲線式(1)
3週目 弾性曲線式(2)
4週目 弾性曲線式(不連続点のある場合)
5週目 はりのたわみの実験
6週目 モールの定理(1)
7週目 モールの定理(2)
8週目 前期中間試験
9週目 構造物の安定・不安定および静定・不静定
10週目 仕事とエネルギー
11週目 カスチリアノの定理
12週目 仮想仕事の原理
13週目 仮想仕事法による静定はりの変形解析
14週目 仮想仕事法による静定トラスの変形解析(1)
15週目 仮想仕事法による静定トラスの変形解析(2)
後期
1週目 静定骨組みの変形解析(1)
2週目 静定骨組みの変形解析(2)
3週目 不静定構造物の解法
4週目 不静定はりの解析
5週目 不静定トラスの解析
6週目 不静定骨組みの解析(1)
7週目 不静定骨組みの解析(2)
8週目 後期中間試験
9週目 たわみ角法の基本式
10週目 たわみ角法の基本式の適用(1)
11週目 たわみ角法の基本式の適用(2)
12週目 等価剛比と分割率および到達率
13週目 節点が移動しない矩形ラーメンの解析
14週目 層方程式
15週目 節点が移動する矩形ラーメンの解析
教科書及び教材
山田孝一郎,松本芳紀共著「建築構造力学・」定価(2500円+税)および「建築構造力学・」定価(3000円+税),森北出版
参考書
成績評価方法
出席および演習課題の提出が3分の2以上あり,試験の成績が前・後期の平均で60点以上取得した者を合格とする。試験の成績は前・後期とも中間試験40点,定期試験60点とする。前期試験の成績が60点を下回る者(前期不合格者)には再試験を行うが評価は80点以下とする。
合格者に対する成績は,試験80%,演習およびレポート20%の割合で評価する。
不合格者の内,前期合格者には後期分の再試験を行うが,前期不合格者は再履修とする。
履修条件等
材料の力学,建築構造力学・の内容を理解しておくこと。
教員からのメッセージ
演習課題は基本的に演習時間内に提出してもらいますので,講義は集中して受講してください。
その他
電卓を毎回に持参すること。