授業のねらい |
建築史の意義は、過去の建築から「優れた建築とはいかなるものであるのか」を学び、将来の建築像を考察するための基盤を形成することにある。本授業では、日本、西洋における古代から近代に至るまでの建築活動の起源と発達について学び、将来の建築像を考察するための基盤を形成する。 |
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授業の目標 |
1. 当代の建築を生み出すに至った社会背景を踏まえて、各地域、各時代の建築の特徴を理解する。 2. 各地域、各時代の主要な建築物や建築技術に関する知識を習得する。 3. 西洋建築の分野においては、近世以降(ルネサンス以降)の主要な建築家に関する知識を習得する。 4. 日本建築の分野においては、近代以降の主要な建築家に関する知識を習得する。 5. 西洋建築の分野、日本建築の分野共に、古代から近代にかけての建築の変容について理解する。
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授業計画 |
1週目:建築史の意義 1-2週目:メソポタミア建築、エジプト建築 3-4週目:ギリシア建築、ローマ建築 5-6週目:初期キリスト教建築、ビザンチン建築 7週目:ロマネスク建築、ゴシック建築 8週目: ルネサンス建築、バロック建築、ロココ建築 9週目: 西洋近代建築 10-11週目:飛鳥、奈良、平安時代の建築 12週目: 鎌倉、室町時代の建築 13-14週目: 桃山、江戸時代の建築 15週目:日本近代建築
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教科書及び教材 |
藤岡道夫、渡辺保忠、桐敷真次郎、平井聖著「建築史」市ヶ谷出版社 定価(2600円+税) |
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参考書 |
スピロ・コストフ著、鈴木博之監訳「建築全史」住まいの図書館出版局 定価(22330円+税) 鈴木博之、中川武、藤森照信、隈研吾監修「新建築 建築20世紀(part1, 2)」新建築社 定価(5000円+税) |
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成績評価方法 |
60点以上を合格とする。その成績は定期試験で評価する。不合格者には一度だけ再試験を実施し、60点以上を合格とする。再試験に不合格の場合には再履修すること。 |
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履修条件等 |
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教員からのメッセージ |
授業では主要な建築物のスライドを投影する。建築の姿をイメージしながら、その建築に関する知識を習得してほしい。 |
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その他 |
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