授業のねらい |
建築物の基本をなす静定構造物を対象として,構造骨組みの応力解析手法および構造部材に生ずる応力度について理解を深める. |
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授業の目標 |
1.構造物を力学的に分類して反力を算定することができる. 2.トラスの応力解法としての節点法および切断法を自由に使い分けることができる. 3.集中荷重および分布荷重を受ける梁・ラーメンの応力図(モーメント図,せん断力図,軸力図)を正確に描ける. 4.3ピン骨組みや合成骨組みの力学的特徴を理解すると共に,それらの応力図を描ける. 5.断面力(軸力,せん断力,曲げモーメント)が作用している部材断面の応力度を算定できる.
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授業計画 |
第1週 序,構造物の構成,反力 第2週 トラス解法−1(節点法の算式解法) 第3週 トラス解法−2(示力図,クレモナ法) ※平行線を引けるもの,物差し持参 第4週 トラス解法−3(切断法) 第5週 梁の応力解法−1(集中荷重時) 第6週 梁の応力解法−2(分布荷重時) 第7週 梁の応力解法−3(M,Q,Wの関係) 第8週 中間試験 第9週 ラーメン解法−1(片持ち式,門型ラーメン−1) 第10週 ラーメン解法−2(片持ち式,門型ラーメン−2) 第11週 ラーメン解法−3(3ピン,合成ラーメン−1) 第12週 ラーメン解法−4(3ピン,合成ラーメン−2) 第13週 部材の応力度−1(軸力,曲げモーメントを受ける場合) 第14週 部材の応力度−2(せん断力,ねじりを受ける場合) 第15週 まとめ
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教科書及び教材 |
山田孝一朗,松本芳紀著「建築構造力学I」,森北出版,定価(2,500円+税) |
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参考書 |
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成績評価方法 |
中間試験と定期試験を総合して60点以上を合格とする.その内訳は,中間試験:30%,定期試験を70%とする.単位修得には出席と演習提出が3/4以上を条件とする.再試験を1回のみ行うが,そこで不合格の場合には再履修すること. |
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履修条件等 |
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教員からのメッセージ |
本科目はこれから学ぶ種々の建築構造系科目の基礎をなすものであるので,諸君には完璧な理解を求める.毎回の講義の後に演習問題を課すのでTAのチェックを受けて提出すること.当日提出できない者は,次の日(休日を除く)の17:00までに土屋(D224)か,TA(D223, D226-2)へ提出すること. |
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その他 |
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