科目概要

対象年度
2005
教育課程名
昼間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名
土木工学概論
Subject Name
Introduction to Civil Engineering
単位数
2
必修・選択の別
必修
対象学科・学年
建設システム工学科 建築コース 1年
開講時期
前期
授業方法
講義 
担当教官
斎藤 和夫(SAITO, Kazuo)(建設システム工学科・生活空間工学講座)
藤間 聡(TOHMA, Satoshi)(建設システム工学科・環境防災工学講座)
穂積 準 (HOZUMI, Hitoshi)(建設システム工学科・環境防災工学講座)
木幡 行宏 (KOHATA, Yukihiro)(建設システム工学科・環境防災講座)
菅田 紀之 (SUGATA, Noriyuki)(建設システム工学科・構造工学講座)
教官室番号
A-222-2(斎藤 和夫)
A-228(藤間 聡)
A-223(穂積 準)
A-226(木幡 行宏)
D-203(菅田 紀之)
連絡先(Tel)
0143-46-5245(斎藤 和夫)
0143-46-5273(藤間 聡)
0143-46-5276(穂積 準)
0143-46-5281(木幡 行宏)
0143-46-5220(菅田 紀之)
連絡先(E-Mail)
ksaito@mmm.muroran-it.ac.jp
tohma@SL227.ce.muroran-it.ac.jp
hozumi@mmm.muroran-it.ac.jp
kohata@news3.ce.muroran-it.ac.jp
sugata@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい
 これから学ぶ土木工学の内容について、その概要を理解するとともに、土木技術者倫理について知る。
授業の目標
1. 土木工学の概要とはどのような学問であるのか、その歴史的発展と土木技術者倫理について知る。
2. 社会基盤としての交通システムと都市づくり、環境整備について知る。
3. 地震や台風によって生ずる津波、高潮及び水害等の防災・減災のために建設される土木施設などについて知る。
4. 環境を守るための法律や生活をささえる上下水道・廃棄物に関わる施設について知る。
5. 土と地盤災害防止対策について知る。
6. 代表的な土木構造物である橋とトンネル、それらの設計と使用されている材料について知る。
授業計画
 1週目  社会資本の形成と土木工学 (斎藤)
 2週目  社会基盤施設としての交通システムとその役割 (斎藤)
 3週目  都市づくりと環境整備 (斎藤)
 4週目  土木工学の対象、土木工学の体系、土木事業の特徴 (藤間)
      公共性、基盤整備、自然が対象、不可逆性
 5週目  河川堤防・海岸堤防等の防災施設の役割 (藤間)
      洪水、崩壊、浸透、高潮、津波
 6週目  技術者倫理、自立した土木技術者に求められる能力 (藤間)
 7週目  地盤が壊れる現象と土の強さ (木幡)
 8週目  地盤災害防止対策−斜面災害を例として− (木幡)
 9週目  土を強くする方法と補強土工法地盤 (木幡)
10週目  環境を守るための法律 (穂積)
11週目  上下水道施設 (穂積)
12週目  廃棄物処理処分施設 (穂積)
13週目  土木構造物、土木構造物に使用されている材料 (菅田)
14週目  土木構造物の設計 (菅田)
15週目  橋とトンネル、材料と環境問題 (菅田)
教科書及び教材
授業に使用する必要な資料は適時配布する。
参考書
堪木・柴田・中川:「土木へのアプロ−チ第2版」技報堂
小川博三:「日本土木史概説」共立出版
土木学会編:「土木技術者の倫理」土木学会
成績評価方法
 60点以上を合格とする。その成績は、レポート(斎藤、穂積、木幡)60 %および試験(藤間、菅田)40 %で評価する。不合格者に対してはレポートの再提出を課すとともに一度だけ再試験を実施する。これによっても不合格の場合には再履修すること。
履修条件等
特にない。
教官からのメッセージ
 建設システム工学科の1年生は1年目の後期から土木コ−スと建築コ−スに分属されます。この講義と建築学概論は、土木と建築の違いを知ってもらい分属の参考にしてもらうことも、講義の目的になっています。例えば、室蘭港口に架かる「白鳥大橋」は土木技術による設計・景観計画の作品であることを知っていますか?
 地球環境にやさしく、人類の生活環境を豊かにする地球規模の空間づくりが、土木技術者の仕事です。
その他
土木コースの学習・教育目標との関係
○ (B)人間性
◎ (D)土木専門基礎
○ (F)環境防災
○ (G)自然調和