対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 博士前期課程 共通科目 |
授業科目名 | 比較文学特論A |
Subject Name | Advanced Comparative Literature A |
単位数 | 1 |
必修・選択の別 | 必修 |
対象学科・学年 | 全専攻1年 |
開講時期 | 後期 |
授業方法 | 講義 |
担当教官 | 大村 英繁(OOMURA Hideshige) |
教官室番号 | N661 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5832 |
連絡先(E-Mail) | |
授業のねらい | 文学は人間の生の営みを対象とする言語芸術である故、その多様性と共に、異なる文学・思想との共通性をもあわせもつ。そこに比較文学論の成立する根源がある。本授業では、ゲ−テ『ファウスト』と仏教思想との比較文学論を通して、両者のもつ共通性について理解を深める。 |
授業の目標 | 1.専門分野を異にする受講者の為に、ゲ−テのライフワ−ク『ファウスト』を通じて文学に親しむ契機とし得る。 2.比較文学論によって、文学と共に仏教を知る契機とし得る。 |
授業計画 | 1週 ゲ−テ紹介 2週 ゲ−テと『ファウスト』 3週 ゲ−テと仏教思想概要 4週 『ファウスト』第1部、「献詞」の意味 5週 〃 「劇場での前戯」と『シャクンタラー』 6〜 7週 「天上・序曲」と「ヨブ」記 8〜 9週 「悲劇・第一部」、「夜」 10〜11週 グレ−トヒェン悲劇 12週 「悲劇・第二部」 13〜14週 『ファウスト』と仏教思想 15週 結語 |
教科書及び教材 | 特に定めないが、ゲ−テの『ファウスト』を読み出す契機となることを願っています。 |
参考書 | 仏教については、中村元、紀野一義『般若心経・金剛般若経』(岩波文庫)が簡にして要を得ている。 |
成績評価方法 | 授業終了時のリポ−トにより評価する。 |
履修条件等 | 特にありません。 |
教官からのメッセージ | できれば、ゲーテ『ファウスト』第1部は読んでください。 |
その他 | |