科目概要

対象年度 2004
教育課程名 博士前期課程 共通科目
授業科目名 言語文化特論
Subject Name Advanced Topics on Language and Culture
単位数 2
必修・選択の別 選択
対象学科・学年 全専攻1年
開講時期 前期
授業方法 講義
担当教官 塩谷亨(SHIONOYA, Toru)(共通講座・言語科学講座)
教官室番号 N-562
連絡先(Tel) 5836
連絡先(E-Mail) shionoya@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい 「アロハ」というハワイ語の挨拶を聞いた事はあっても、その意味を知っている人は果たして何人いるでしょうか。同じ太平洋に面していながら実際にはあまり知られていない遠い隣国ポリネシアの言語・文化をハワイの言語、歌、踊りにフォーカスをおいて多面的に紹介しますが、その際、全体を通して言語を中心的な視点に据えます。単に異文化を紹介するだけではなく、その奥に存在するポリネシア人の考え方についても考察し、我々の自国の文化とどのような相違点があるのか考える場としたいと考えます。
授業の目標 文化の多様性と普遍性についてより深い理解をもって考察することができる。
授業計画  第1週  イントロダクション 
 第2週  ハワイの言葉の美しさとユニークさ 
 第3週  ハワイ語の語彙から見えてくるハワイの暮らし 
 第4週  「アロハ!」という挨拶の背景にある言霊 
 第5週  表情豊かなハワイ語の世界 
 第6週  古人の知恵を今に伝えるハワイの諺 
 第7週  ハワイの神話 
 第8週  ハワイの伝説 
 第9週  歌と踊りの基本としてのハワイの詩 
第10週  ハワイの文化・歴史を伝えるチャント 
第11週  王、貴族、神々を賛美する歌と踊り 
第12週  ハワイのラブソング 
第13週  世界中で愛されるハワイの踊り 
第14週 ハワイの歌に秘められたメッセージ 
第15週  まとめ 
以上ですが教材等の都合により変更がある場合があります。
教科書及び教材 レジメ、資料を適宜配布します、必要に応じて、録音テープ・ビデオ等の視聴覚教材を使用します。
参考書 図書館所蔵の参考文献及び関連文献リストを後で配布する。
成績評価方法 レポート(期末レポート及び小レポート)で評価します。

レポートでは主に以下の二点により評価します。
1)講義内容を正しく理解しているか。
2)講義で扱った項目・言語現象について自分の考えを述べることができるか。
履修条件等
教官からのメッセージ 都合が許せば、みんなで踊りを一曲踊ってもらえる機会を1回か2回位設けたいと思っています。講義で紹介したことの一部でも実体験をしてもらえればと考えます。踊りは極簡単なものをやります、過去に皆さんの先輩方も多数チャレンジしてくれて見事に踊ってきました。恐れずに挑戦してもらえればと思います。

オフィスアワー: 月8:30から10:30
その他