| 対象年度 | 2004 |
| 教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 |
| 授業科目名 | 有機金属化学特論 |
| Subject Name | Advanced Organometallic Chemistry |
| 単位数 | 2 |
| 必修・選択の別 | 選択 |
| 対象学科・学年 | 応用化学専攻1年 |
| 開講時期 | 前期 |
| 授業方法 | ゼミナール形式 |
| 担当教官 | 星野行男(HOSHINO Yukio) (応用化学科・基礎化学講座) |
| 教官室番号 | Ｎー１５９ |
| 連絡先（Tel） | 0143-46-5727 |
| 連絡先（E-Mail） | hoshino@mmm.muroran-it.ac.jp |
| 授業のねらい | 学部教育ではあまり触れられなかった有機金属化合物、特に有機遷移金属錯体 について、その基本的概念や触媒特性、更にそれらの有機合成反応への応用性に 関する専門的知識を深める。 |
| 授業の目標 | 1. 有機金属化合物の基本的概念とその研究法を理解する。 2. 有機遷移金属錯体の反応特性とその要因について理解する。 3. 有機遷移金属錯体におけるリガンド(配位子)の役割を理解する。 4. 有機遷移金属錯体を触媒としけ用いた代表的な有機合成反応例を学ぶ。 |
| 授業計画 | 授業はゼミナール形式で行う。各自に予め配布された有機金属錯体に関する 総説論文(英文)を中心として各自があてがわれた部分を朗読翻訳し、それに対 して教官が質問や補足説明を行う。 1. 序論 2. 炭素−金属σ結合 3. 炭素−金属π結合 4. 炭素−金属結合の安定性 5. 炭素−金属非局在化π結合 6. フェロセン 7. π−アリル錯体 8. オレフィンにおける二重結合の異性化反応 9. コバルト錯体系；オキソ反応 10. 有機鉄錯体によるオレフィンの異性化反応 11. σ−πリガンド変換と転移反応 12. パラジウムおよび他の第８属金属による異性化反応 13. 総括 |
| 教科書及び教材 | 教科書：プリント |
| 参考書 | 山本明夫著「有機金属化学−基礎と応用」 裳華房 (附属図書館蔵) F. J. McQuillIn， “ Transition metal organometallics for organic synthesis”Cambridge (講座蔵) |
| 成績評価方法 | 各自３回程度順番が回ってくるが、その都度英文の発音の正確度、 和訳の適性度、内容の把握度等を４段階(A，B，C，D)で評価して平均し、 出席状況を加味して判定する。 |
| 履修条件等 | 六割以上出席しなければ履修したものとは認めない。 |
| 教官からのメッセージ | 自分に順番が当たっている日に止むを得ず欠席する場合は前もって 申し出ること。無断で欠席するとその日の授業がそれ以上進まなくな り他の人たちに迷惑をかけるので、評価が極端に下がるので注意すること。 また、この授業は有機金属化学について学ぶと同時に、英語論文の読み方 に慣れ親しむことも目標としていることを申し添える。 |
| その他 | |