対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 |
授業科目名 | 生物有機化学特論 |
Subject Name | Advanced Bioorganic Chemistry |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 応用化学専攻1年 |
開講時期 | 前期 |
授業方法 | 講義 |
担当教官 | 松山 春男(MATSUYAMA, Haruo)(応用化学専攻・生物工学講座) |
教官室番号 | H−315 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5752 |
連絡先(E-Mail) | hmatsuya@mmm.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 生命現象を担う生体構成物質を有機化学的に解説し、併せてこれらの物質が化学反応(生化学反応)で果たす役割についても説明する。 |
授業の目標 | 1.生体物質は有機化合物から構成されており、その立体化学により機能が決定づけられることを理解する。 2.分子間の認識は生物活性の発現を考える上で基本となるため、分子間の相互作用について理解する。 3.天然生理活性化合物の性質とそれらの化合物の選択的合成法について理解する。 |
授業計画 | 1.分子構造:立体異性とキラリテイ 2.分子集合体:分子認識(ホストーゲスト錯体の形成) 3.不斉合成反応:金属触媒を用いる方法、酵素や微生物を触媒に用いる方法、エナンチオマー過剰率の決定法 4.生命の一次代謝産物(多くの生物種に共通に存在するもの): (1)アミノ酸、ペプチド、タンパク質 (2)核酸 (3)糖質 5.生物の二次代謝産物(特定の科や属の生物に限られて分布するもの):特徴的な生物活性を有するもの、薬や毒物として利用されているもの、天然物化学への招待 6.生物活性発現の分子機構 (1)発がんと制がんの化学:DNAの化学修飾 (2)遺伝子発現の化学制御:ステロイドホルモンの分子作用機序 |
教科書及び教材 | あらかじめ講義内容をまとめたプリントを配布する。 |
参考書 | 「大学院講義 有機化学」I. 分子構造と反応・有機金属化学 II. 有機合成化学・生物有機化学 野依良治ら編集、東京化学同人 マクマリー「有機化学(上)(中)(下)」東京化学同人 |
成績評価方法 | 授業態度とレポートを併せて評価する。 |
履修条件等 | 特別な履修条件はないが、有機化学の基礎的な知識を必要とするので、必要に応じてマクマリー「有機化学」の該当する部分を復習すること。 |
教官からのメッセージ | あらかじめ講義内容をまとめたプリントを配布するので、よく読んでおき、質問する箇所を見つけておくこと。 |
その他 | |