科目概要

対象年度 2004
教育課程名 博士前期課程 専攻別科目
授業科目名 拡散工学特論
Subject Name Advanced Transport Phenomena
単位数 2
必修・選択の別 選択
対象学科・学年 応用化学専攻1年
開講時期 前期
授業方法 講義
担当教官 太田光浩(OHTA, Mitsuhiro)(応用化学科・化学プロセス工学講座)
教官室番号 H−305
連絡先(Tel) 0143-46-5767
連絡先(E-Mail) mohta@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい 化学装置設計や化学プロセスの最適化において,各種移動現象の把握と制御が必要となる.
本授業では,学部で修得した移動現象の基礎知識の上に,より複雑な装置内移動現象に関
する理解を深める.
授業の目標 ・化学工業プロセスにおける移動現象の重要性を理解する.
・移動現象を支配する基礎式(支配方程式)をの導出過程を習得し,その意味を理解する.
・様々な化学装置内で見られる複雑な移動現象の本質を理解する.
授業計画 1.移動現象を支配する基礎式(支配方程式)について説明する.
2.適切な仮定・境界条件の下で支配方程式を解く.また,これに関して数値解
  析について解説する.
3.無次元数を導出し,本質を理解する.
4.無次元数・無次元相関式の物理的意味を習得し,スケールアップ手法を習得
  する.
5.化学装置設計の設計・操作について述べ,また最近の移動現象過程が関連し
  た話題について述べる.
教科書及び教材 プリントを配布する
参考書 Transport Phenomena,R.B.Bird et al. Wiley(1960)
Boundary-Layer Theory, H. Schlichting, McGraw-Hill (1979)
Hydrodynamics, H. Lamb, Cambridge Univ. Press. (1932)
Turbulence, J. O. Hinze, McGraw-Hill (1959)
Conduction of Heat in Solids, H. S. Carslaw, Oxford Univ. Press. (1959)
成績評価方法 レポートにより評価する.
履修条件等 移動論を習得していることが望ましい.
教官からのメッセージ
その他