対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 |
授業科目名 | 材料加工制御学 |
Subject Name | Materials Processing Control |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 材料物性工学専攻1年 |
開講時期 | 後期 |
授業方法 | 講義および演習 |
担当教官 | 清水 一道(材料物性工学科・材料プロセス工学講座) |
教官室番号 | K-613 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5651 |
連絡先(E-Mail) | shimizu@mmm.muroran.ac.jp |
授業のねらい | 材料加工は、製品の形状創成に関する技術を扱うが、要求される形状、強度、精度、性能、コストなど考慮する必要があり、多くの加工法から最適なものを選択する必要がある。本講義では、鋳造、切削加工、塑性加工、熱処理、溶接などの基本的な加工方法について説明し、それらの特徴を理解する。また、塑性変形解析のための塑性力学の基礎能力を養い、実際の応用分野においてもその基礎能力が展開できる力を養うことを目標とする。 |
授業の目標 | 1. 基本的加工方法とその加工方法を用いた良好な加工技術とはどういうことか,また加工限界,加工における潤滑の問題などを取り扱うことが出来る知識を習得する. 2.塑性加工に必要な基礎的な塑性力学を学ぶことにより,材料の変形と加工力を解析する能力を身につける. 加工に関する的確な判断能力を築き上げる. 3.材料の強度や破壊に関する現象をミクロとマクロの視点から理解して,機械の設計や安全性の保証に役立てることができるようにすること. |
授業計画 | 第 1週 弾性・塑性力学の概念 第 2週 弾性変形と塑性変形 第 3週 弾性変形と塑性変形 演習1 第 4週 弾性変形と塑性変形 演習2 第 5週 塑性加工の概要と素材の製造 第 6週 延性破壊と脆性破壊 第 7週 塑性加工用材料と金属の変形抵抗 1 第 8週 塑性加工用材料と金属の変形抵抗 2 第 9週 材料の加工限界 第10週 き裂の発生と伝ぱおよび応力集中 第11週 塑性力学の基礎演習 1 第12週 塑性力学の基礎演習 2 第13週 塑性力学の基礎演習 3 第14週 総合演習 1 第15週 総合演習 2 第16週 定期試験解答 |
教科書及び教材 | 大矢根 守哉 監修,「新編 塑性加工学」,養賢堂 授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配布する。 |
参考書 | 村上理一,高尾健一,荻山博之著,「材料強度学入門」,西日本法規出版 |
成績評価方法 | 60点以上を合格点とする。その成績は定期試験の成績(60%),レポート・課題の提出(40%)により総合評価する。また,授業態度により評価点からその20%を上限として減点する。不合格者にはレポートを課した後に一度だけ再試験を実施し、60点以上を合格とする。再試験に不合格の場合には再履修すること。 |
履修条件等 | 力学演習、固体力学、材料加工学の内容を理解していることが望ましい。 |
教官からのメッセージ | 課題、レポートを多数回課す予定である。他人の物を見ることなく自力で回答すること。また、提出物は見やすいレポート作成(文字や形式など)に心がけること。 |
その他 | |