科目概要

対象年度 2004
教育課程名 博士前期課程 専攻別科目
授業科目名 非線形光学
Subject Name Nonlinear Optics
単位数 2
必修・選択の別 選択
対象学科・学年 材料物性工学専攻1年
開講時期 前期
授業方法 講義
担当教官 藤原裕文 (FUJIWARA Hirofumi) (材料物性工学専攻・物理工学講座)
教官室番号 K314
連絡先(Tel) 0143-46-5613
連絡先(E-Mail) h-fuji@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい 物質の光学的状態が、光を物質に照射した時だけ変化し、光照射を止めると元の状態に戻る。物質を介して光による光の制御を扱う分野を非線形光学という。非線形光学の起訴を理解する.
授業の目標 電磁気学を基礎にして、非線形光学現象の理解に主眼を置き、次の問題について講義する。

(1)非線形光学とは何か

(2)非線形光学現象の起源

(3)2次の非線形光学現象とその例

(4)3次の非線形光学現象とその例
授業計画
第1週     非線形光学とは何か、2次と3次の非線形光学現象の特徴

第2−4週  非線形分極と波動方程式、光学定数、非線形感受率とその実 部虚部、非線形感受率テンソル

第5−8週  非線形光学媒質のモデル、光非線形性の起源・第9−11週 2次の非線形光学現象の特徴と位相整合、和・差周波数光の発生,第2高調波の発生

第12−15週 3次の非線形光学現象の特徴、非線形屈折率、飽和吸収、位相共役光学、光双安定、その他の現象
教科書及び教材 必要に応じてプリント配布
参考書 A.Yariv(多田、神谷訳)「光エレクトロニクスの基礎」丸善

R.W.Boyd : Nonlinear Optics (Academic press, 1992)
成績評価方法 レポ−トによる評価
履修条件等
教官からのメッセージ
その他