対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 |
授業科目名 | 環境材料学 |
Subject Name | Environmental Materials |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 材料物性工学専攻1年 |
開講時期 | 前期 |
授業方法 | 講義および演習 |
担当教官 | 斎藤英之(SAITOH,Hideyuki)(材料物性工学科・材料設計工学講座) |
教官室番号 | K-413 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5654 |
連絡先(E-Mail) | saitoh@mmm.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 環境負荷を低減する環境材料について理解するために,結晶構造の分類法,相変態や拡散現象について修得する. |
授業の目標 | 1.結晶構造に関する基本的な用語を理解し,使用することができる. 2.結晶構造解析法を理解し,実際に研究で役立てることができる. 3.拡散現象に関する基本的や用語を理解し,使用することができる. 4.環境材料の考え方について理解する. |
授業計画 | 1.結晶構造の概説:結晶構造の分類や空間群の見方について説明する. 2.結晶構造の解析法:X線回折法による構造解析の原理について説明する. 3.拡散現象の概説:フィックの拡散方程式の導出およびその意味について論じ,自己拡散,相互拡散,不純物拡散,反応拡散などについて説明する. 4.拡散現象の応用例:熱処理による金属材料の強化機構を拡散現象の側面から考察する. 6.拡散方程式の解法:種々の境界条件において拡散方程式を解けるようにする.半無限系の拡散および平板中の拡散の場合を取り上げ,フーリエ変換やラプラス変換などを用いて実際に拡散方程式を解き,濃度−距離曲線の計算を行なう. 7.拡散係数の決定:拡散現象を議論する上で重要な物性値である拡散係数を実験的に決定する方法について説明し,2〜3の例について実際に計算を行なう. 8.水素吸蔵合金の概説:水素吸蔵合金の種類,結晶構造および水素化特性の評価方法について説明する. なお,上記6,7については演習形式をとり,授業時間中に種々の境界条件を設定して実際に計算を行なう. |
教科書及び教材 | 授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配布する. |
参考書 | J.Crank「TheMathematicsofDiffusion」ClarendonPress [附属図書館蔵] P.ギラルダンク著,平野・岡田訳「技術者の拡散入門」共立出版 大角泰章,「水素吸蔵合金」アグネ技術センター |
成績評価方法 | 本講義は演習形式となる場合が多いので,試験およびレポートの点数により評価する. |
履修条件等 | |
教官からのメッセージ | |
その他 | |