対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 |
授業科目名 | 超電導応用工学特論 |
Subject Name | Advanced Applied Superconductivity Engineering |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 電気電子工学専攻2年 |
開講時期 | 前期 |
授業方法 | 講義(日本語)・輪講(英語)・プレゼンテーション(英語) |
担当教官 | 松田瑞史(MATSUDA, Mizushi)(電気電子工学専攻・電子デバイス工学講座) |
教官室番号 | F-306 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5550 |
連絡先(E-Mail) | matsuda@mmm.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 超伝導の工学応用としては、ゼロ抵抗を利用した超伝導コイル等のエネルギー応用がすぐに思い浮かぶが、超伝導の巨視的量子性を直接利用しているという点からは、ジョセフソン効果を基礎とした超伝導(クライオ)エレクトロニクスこそ本質的な応用分野であると考えられる。本講義では、まず超伝導エレクトロニクスの理解に必要な基礎的事項を確認した上で、英文文献を用いて、超伝導のアナログ応用、特に量子計測素子に的を絞ってその現状を検討し、超伝導がこの分野でどのような役割を果たしているのかを理解する。また、自分の修士論文研究の内容を英語で纏め、他人の前でプレゼンテーションする訓練を行う。 |
授業の目標 | 1.超精密計測分野における超伝導エレクトロニクスのポテンシャルについて理解する 2.英文Airticleをざっと読み下し、大意を把握できるようになる 3.自分の伝えたい内容を、英語で強引に表現できるようになる |
授業計画 | 1週目 講義(超伝導エレクトロニクスの基礎) 2週目 講義(超伝導量子干渉デバイスSQUIDの原理) 3週目 講義(SQUIDの応用) 4週目 講義(電磁量子標準) 5週目 輪講(英文) 6週目 輪講(英文) 7週目 輪講(英文) 8週目 輪講(英文) 9週目 輪講(英文) 10週目 プレゼンテーション演習(英語) 11週目 プレゼンテーション演習(英語) 12週目 プレゼンテーション演習(英語) 13週目 プレゼンテーション演習(英語) 14週目 プレゼンテーション演習(英語) 15週目 総復習 |
教科書及び教材 | 特になし。講義・輪講に用いる資料はプリントとして配布する |
参考書 | <超伝導エレクトロニクス>に関しては、例えば 1.K.Hara ed., 「High Temperature Superconducting Electronics」オーム社 (ISBN4-274-03425-9) \12000 2.T.Van Duzer, C.W. Turner著、菅原昌敬、原宏訳「超伝導デバイスおよび回路の原理」コロナ社 \5000 3.岸本正剛著「超伝導エレクトロニクスの物理」丸善(ISBN4-621-03883-4) <科学英文>に関しては、例えば 1.日本物理学会編「科学英語論文のすべて」丸善 (ISBN4-621-02812-X) \2800 2.中村輝太郎編著「英語口頭発表のすべて」丸善 (ISBN4-621-02634-8) \2600 |
成績評価方法 | レポート・発表等を総合して評価する。 |
履修条件等 | 特になし |
教官からのメッセージ | 技術者・研究者として社会に出た時には、英語で他人に何かを伝えなければならない場面に必ず遭遇することでしょう。その時のために、拙いながらも自分なりの英語で強引に表現する練習をして、度胸をつけておきましょう。 |
その他 | 特になし |