対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 |
授業科目名 | 計算機システム特論 |
Subject Name | Advanced Computer System |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 必修 |
対象学科・学年 | 電気電子工学専攻1年 |
開講時期 | 後期 |
授業方法 | 講義、受講人数が少数であればゼミ形式を取り入れる |
担当教官 | 大鎌 広 (電気電子工学専攻・電子システム工学講座) |
教官室番号 | Y405 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5527 |
連絡先(E-Mail) | ohkama@elec.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | UNIX, Linux のプロセス, pthread を題材に OS のマルチタスクの機構 とマルチタスクのための概念を理解する。 |
授業の目標 | マルチプロッセッサの能力を生かしたり、ネットワークプログラムに 必要となるマルチプロセス/マルチスレッドを用いるための基礎理論と プログラム技法を修得する。 |
授業計画 | 並行処理の基礎 1 資源競合問題 2 排他制御, 同期, デッドロック 3 Test&Set操作, セマフォ, スピンロック, モニタ 4 哲学者の食事問題, 読みだし書き込み問題 5 同期通信, 非同期通信, 有限バッファ, 無限バッファ マルチプロセスプログラミング 6-7 fork, exec 8 pipe 9-10 TCP, select マルチスレッドプログラミング 11 pthreads とは? 12-13 pthreads プログラムの設計 14-15 pthreads の同期機構 |
教科書及び教材 | Brad Nichols, Dick Buttlar, Jacqeline Proulx Farrell: ”Pthreads プログラミング”, オライリージャパン |
参考書 | W. リチャードスティーヴンス: ”詳解UNIXプログラミング”, ピアソンエデュケーション W. リチャードスティーヴンス: ”UNIXネットワークプログラミング 第2版Vol.1 --ネットワークAPI:ソケットとXTI ”, ピアソンエデュケーション R. Sethi: ”プログラミング言語の概念と構造”, ピアソン・エデュケーション |
成績評価方法 | レポートおよび平常の討論内容を評価する。 |
履修条件等 | C言語を完全に理解しておくこと。 |
教官からのメッセージ | 最近のCPUは インテル社のCPUのハイパースレッディングなど、 並列処理技術を使うものになりつつある。またWebsite の構築 などのネットワークサーバはSMPと呼ばれる並列型コンピュータ である。そのような並列処理を利用したプログラミングには特殊な 技術が必要とされる。そのことを修得してほしい。 |
その他 | |