科目概要

対象年度 2004
教育課程名 博士前期課程 専攻別科目
授業科目名 量子物性工学特論
Subject Name Advanced Quantum Solid State Physics Engineering
単位数 2
必修・選択の別 選択
対象学科・学年 電気電子工学専攻1年
開講時期 前期
授業方法 講義
担当教官 関根ちひろ(SEKINE,Chihiro)(電気電子工学科・電子デバイス工学講座)
教官室番号 Y-701
連絡先(Tel) 0143-46-5551
連絡先(E-Mail) sekine@elec.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい 本講義では、先ず、量子力学的視点から、原子の電子構造、固体の電子状態を中心に復習する。それらの概念を前提にして、局在する電子に由来する酸化物、化合物の磁性について述べる。次に、様々な磁気的秩序状態の可能性と、その原因となる磁気的相互作用について概説する。
授業の目標 1. 量子力学の考え方を理解する。
2. 物質の磁性など量子現象を説明できる。
授業計画 第1週  序論:身近な量子現象
第2週  量子力学復習(1)
第3週  量子力学復習(2)
第4週  量子力学復習(3)
第5週  固体の電子物性論(1)
第6週  固体の電子物性論(2)
第7週  固体の電子物性論(3)
第8週  磁性の量子論(1)(スピン・軌道角運動量と磁気モーメント)
第9週  磁性の量子論(2)(フントの規則と局在磁気モーメント)
第10週 磁性の量子論(3)(クーロン相互作用と交換相互作用)
第11週 磁性の量子論(4)(強磁性体の磁性の起源)
第12週 磁性の量子論(5)(スピン軌道相互作用と磁気異方性)
第13週 磁性の量子論(6)(超交換相互作用、反強磁性とフェリ磁性)
第14週 希土類金属の磁性(1)
第15週 希土類金属の磁性(2)
教科書及び教材 特に指定しない
参考書 近角聰信著 「強磁性体の物理(上)」裳華房
小出昭一郎著 「量子力学(I)」裳華房
成績評価方法 3回のレポートで評価する
履修条件等
教官からのメッセージ
その他