対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 |
授業科目名 | 表面物性工学特論 |
Subject Name | Advanced Solid State Surface Technology |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 電気電子工学専攻1年 |
開講時期 | 前期 |
授業方法 | 講義 |
担当教官 | 安達 洋(ADACHI, Hiroshi)(電気電子工学科・電子デバイス講座) |
教官室番号 | F209 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5543 |
連絡先(E-Mail) | hadachi@mmm.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 固体の表面での現象を電子素子に応用する立場から講義する。物理的な正確さよりも具体性を重視し、以下のことを講義する。 (1)固体の表面とはなにか。 理想化された表面と実際の表面。 (2)固体表面を扱うための環境。真空とその性質。 (3)真空を実現するための方法とその技術。 (4)固体表面を利用した電子デバイス。 陰極、イオン源等。 |
授業の目標 | 表面を利用して実現された電子素子の現状とその問題点を理解する。 |
授業計画 | 1週目 固体表面を利用した電子デバイスの実例と、そこでの問題点。(その1) 2週目 固体表面を利用した電子デバイスの実例と、そこでの問題点。(その2) 3週目 理想化した表面と実際の表面。 4週目 定義された表面とは。 5週目 超高真空技術(その1) 6週目 超高真空技術(その2) 7週目 超高真空技術(その3) 8週目 超高真空技術(その4) 9週目 超高真空技術(その5) 10週目 表面分析に必要な真空の程度。 11週目 電子放射源の構成。 12週目 電子放射源の動作と安定性。 13週目 イオン源とその構成。 14週目 電子ビーム装置。 15週目 さらなる勉学のために。 |
教科書及び教材 | 教科書は使用しない。 |
参考書 | 黒田 司著 「表面電子物性」 日刊工業新聞社 林 主税著 「真空技術」 共立出版 日本真空協会関西支部編 「真空技術」 日刊工業新聞社 |
成績評価方法 | 講義内容に関連したトピックスについて課題を出し、そのレポートにより評価する。 |
履修条件等 | なし |
教官からのメッセージ | 真空は地球上で得られる最も清浄な空間である。それなのに真空中でも表面が汚染されて変化してゆく。なぜそんなことになるのか、各自の専門から離れてゆっくりと一緒に考えてみよう。 |
その他 | |