対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 |
授業科目名 | コンピュータネットワーク特論 |
Subject Name | Computer Networks |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 情報工学専攻1年 |
開講時期 | 後期 |
授業方法 | 講義および演習 |
担当教官 | 本田泰 (HONDA, Yasushi) (情報工学科,知識工学専攻) |
教官室番号 | V607 |
連絡先(Tel) | 46-5438 |
連絡先(E-Mail) | honda@csse.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 情報技術の進歩に伴った,インターネットの爆発的普及によって,世界中のあらゆるコンピュータがネットワーク化されつつある. この授業では,まず,コンピュータネットワークを実現する上での基本的な概念をTCP/IPを中心に講述する.また,セキュリティー上,あるいはネットワーク傷害時便利なソフトウェアに関してもいくつか紹介する. 次に,個々のコンピュータの能力を上回る演算処理を必要とする事例をいくつか紹介し,ネットワークで結合された計算機群による並列計算について基本的な概念及びPVMによるその実現方法を講述し,実際に並列プログラミングの演習を行う. 3つめとして,Webなどにみられるスケールフリーネットワークの事例を紹介し,その数理的側面に ついて講述する. |
授業の目標 | 1.コンピュータネットワークの基本的概念を理解し,管理コマンドなどを習得する. 2.並列分散コンピューティング技術を理解し,実際に並列プログラミングを行う. 3.スケールフリーネットワークの概念を理解する. |
授業計画 | 1週目:コンピュータネットワークの基本的概念 2週目:OSI参照モデル 3週目:ネットワークアーキテクチャ(TCP/IP) 4週目:OSI参照モデルとTCP/IPの比較 5週目:各層の役割 6週目:ネットワーク運用上重要なソフトウェア(UNIX) 7週目:ネットワーク運用の実演と演習(1) 8週目:ネットワーク運用の実演と演習(2) 9週目:並列コンピュータの必要性 10週目:並列コンピュータによる速度向上の可能性 11週目:PVMによる並列コンピュータの実現例 12週目:並列計算演習(1) 13週目:並列計算演習(2) 14週目:複雑なネットワークの紹介 15週目:スケールフリーネットワーク数理的理解 |
教科書及び教材 | 適宜板書および資料配布する. |
参考書 | |
成績評価方法 | レポートおよび,論文紹介発表を評価する. |
履修条件等 | |
教官からのメッセージ | 教官の講義を黙って聞くだけではなく,コンピューターネットワークに関するトピック的話題や,研究論文紹介などを通じて学生同士の議論や討論も行っていただく予定です. |
その他 | |