対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 |
授業科目名 | 弾塑性学特論 |
Subject Name | Advanced Elasticity and Plasticity |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 機械システム工学専攻1年 |
開講時期 | 後期 |
授業方法 | 講義及び演習 |
担当教官 | 藤木裕行(FUJIKI,Hiroyuki)(機械システム工学科・生産基礎工学講座) |
教官室番号 | A201 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5323 |
連絡先(E-Mail) | fujiki@mmm.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 固体の変形のうち、主として、材料力学や弾塑性学で扱えなかった降伏現象以後の塑性変形について、圧縮、曲げ、ねじりなどの変形を例にとり、その初等的な解析法や数値解析法について学習する。 |
授業の目標 | 1.弾性体の様々な力学的評価ができる。 2.固体の弾塑性変形の力学的解析ができる。 3.有限要素法(数値解析)を用いて、複雑な弾性変形問題、弾塑性問題の解析ができる。 |
授業計画 | 1.一般的な応力とひずみ:弾性学で学んだ、3次元空間における応力とひずみ、偏差応力、主応力、平衡方程式等について復習し理解を確認する。 2.降伏条件:塑性変形の入り口であるMises とTresca の2つの降伏条件について、種々の例題を通して理解を深める。 3.塑性における応力とひずみの関係:相当応力、相当ひずみ及び、塑性変形の応力とひずみの関係を表わすひずみ増分理論、全ひずみ理論について学習し、両者の違いについても例題を通して理解を深める。 4.エネルギー原理:仮想仕事の原理や相反定理等について学習する。 5.一様断面棒の曲げとねじり:梁の弾塑性曲げ変形、梁内部の曲げ応力や残留応力、除荷後のはね返りに関する初等理論による解析法、一様断面棒のねじり変形に関する初等解析について学習する。 6.円筒や球殻の弾塑性変形:降伏条件、ひずみ増分理論、全ひずみ理論等を用いて、内圧を受ける円筒や球殻の弾塑性変形や円柱の圧縮変形変形について、初等解法による解析法を学ぶ。 7.有限要素法:有限要素法の基礎的な考え方を、弾性変形を例に学習し、その考え方を弾塑性有限要素法へ拡張する手法について学ぶ。 |
教科書及び教材 | 「弾性と塑性の力学」石川博將 著、養賢堂 |
参考書 | (1) 「塑性学と塑性加工」葉山益次郎 著、オーム社 (2) 「材料の力学」岸田敬三 著、培風館 (3) 「塑性学」工藤英明 著、森北出版 (4) 「有限要素法」三好俊郎、白鳥正樹、座古勝、坂田信二 著、実教出版 |
成績評価方法 | 授業中の参加状況と数回のレポートにより評価する。 |
履修条件等 | 弾塑性学を履修していること。 |
教官からのメッセージ | |
その他 | |