対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 博士前期課程 専攻別科目 |
授業科目名 | 機械システム設計学特論 |
Subject Name | Advanced Design of Mechanical Systems |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 機械システム工学専攻1年 |
開講時期 | 後期 |
授業方法 | 講義,レポート課題 |
担当教官 | 藤原 満 |
教官室番号 | B310-2 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5346 |
連絡先(E-Mail) | mfuji@mmm.muroarn-it.ac.jp |
授業のねらい | 現在の機械システム設計法はそれぞれ対象機種ごとに高度に専門化していて、設計思想も一通りではない。このような観点からは、すべてに即役立つ設計法を修得することは不可能である。しかし、一見全く違う分野の機械の間でも、基盤となる設計上の技術課題にはかなり共通したものが多い。本講では、このような設計上の共通課題をいくつか取り上げ、問題の存在を理解するとともにその解決法を学ぶ。 |
授業の目標 | 1.熱の発生によって機械に生じる問題の存在が理解でき,その対策の基礎的な考え方が事例研究によって身に付く. 2.高速回転による振動発生の問題が理解でき,安定な回転体設計の基礎がわかるようになる. 3.機械の製作精度が振動騒音問題に深く関わっていることが理解でき,その対策の基礎的な考え方が事例研究によって身に付く. |
授業計画 | 1.設計の基本的考え方 (1) 機械の進化と設計課題の展開、 (2) 設計のフローチャートと設計戦略 2.熱対策設計 (1) 熱の発生、 (2) 熱の発生でどんな問題が生じるか、 (3) 熱変形補償と設計事例、(4) 冷却対策 3.高速回転系設計 (1) 回転軸の振動現象、 (2) 回転軸の振動対策設計、 (3) ころがり軸受系の設計 4.振動騒音対策設計 (1) 静音化のニーズ、 (2) 運動伝達系の製作精度と振動騒音、 (3) 低振動設計事例 |
教科書及び教材 | 教 材:授業に関連したプリント教材を適宜配布する. |
参考書 | (1) A.Dimarogonas, Computer Aided Machine Design, Prentice Hall (1988) (2) J.P.Den Hartog著、谷口、藤井共訳「機械振動論(改訂版)」(1960)コロナ社 〔附属図書館蔵〕 (3)亘理 厚、「機械力学(改訂版)」(1969)、共立出版 〔附属図書館蔵〕 (4) 山本敏男、石田幸男、「回転機械の力学」(2001)、コロナ社 〔附属図書館蔵〕 |
成績評価方法 | 2回のレポートの結果により評価する. |
履修条件等 | 学部の「機械力学」またはこれに相当する科目を履修していること. |
教官からのメッセージ | レポート課題は,いずれも機械系の簡単なシミュレーション関連課題で,2回出題します. |
その他 | |