科目概要

対象年度 2004
教育課程名 昼間コース 副専門教育課程 コース別科目
授業科目名 日本近現代史演習
Subject Name The Modern Age of Japanese History Seminar
単位数 2
必修・選択の別 選択
対象学科・学年 全学科4年
開講時期 前期
授業方法 演習
担当教官 牧之内 友(MAKINOUCHI, Yu)(非常勤講師)
教官室番号 N355(共通講座棟非常勤講師控室)
連絡先(Tel) 連絡担当・白石
TEL 46-5816
連絡先(E-Mail)


シラバス

授業のねらい  2002年8月、「健康増進法」という法律が成立しました。その第2条には「国民の責務」として、次のようにあります。「国民は、健康な生活習慣の重要性に対する関心と理解を深め、生涯にわたって、自らの健康状態を自覚するとともに、健康の増進に努めなければならない」。世界一の長寿国である日本において「健康であること」は望ましいこととされ、今や「国民の責務」となった訳ですが、実は「健康」という言葉は、江戸末期に西欧文献の翻訳の過程で造語されたもので、明治時代に一般に使用されるようになったものです。「健康」という言葉を知らなかった日本人がどのようにして「健康」という言葉を受け入れていったのか、また「健康である」ということはどのようなことなのか、さらに「健康であることが望ましい」とはどのような意味を持つのかについて考えます
授業の目標 日本の近代について、特に社会史的観点からの理解を深める。

授業計画 ・毎回担当者を決め、テキストの要約と疑問・問題点を発表してもら    
 う。
・関連史料については担当教官が準備する。
・他の出席者もあらかじめテキストを読んできてもらい、意見を発表す 
 る。

教科書及び教材 鹿野政直『健康観にみる近代』朝日選書(朝日新聞社)、2001年
藤野豊『強制された健康―日本ファシズム下の生命と身体』歴史文化ライブラリー(吉川弘文館)、2000年

参考書
成績評価方法 次の割合で評価する。
 授業での発表  60%
 定期試験    40%

履修条件等 特になし
教官からのメッセージ
その他