対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 昼間コース 副専門教育課程 コース別科目 |
授業科目名 | 異常心理学 |
Subject Name | Abnormal Psychology |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 全学科4年 |
開講時期 | 前期 |
授業方法 | 講義者の講義が主体となりますが、3乃至4回レポートを課します。そのレポートの中から良いものを幾つかを取り上げ作者に発表して頂きます。講義の度に小レポート乃至感想を書いて貰い積極的に講義に取り入れていく予定です。 |
担当教官 | 前田 潤(共通講座) |
教官室番号 | Y207 |
連絡先(Tel) | 0143−46−5823 |
連絡先(E-Mail) | maedaj@mmm.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 異常とは正常を基点とする人間事象と言える。われわれは一見異常と思われる人間行動を人間の負の局面として忌避するが、異常を異常たらしめているのはある意味でわれわれの正常性の中にあるとも言える。授業ではわれわれの正常異常を判断する常識そのものを捉え直すことから始め、精神疾患や行動異常の発生原因、メカニズム、治療について精神医学、脳生理心理学、臨床心理学、社会心理学的観点から学び、異常の日常性について論じる。 |
授業の目標 | 学生には、教官から提示されるテーマについて積極的に調べ、考え、自分の考えを吟味し、積極的に授業に参加するようになることを期待する。 |
授業計画 | 授業では次のようなテーマを対象とする ・ 異常とは何か ・ 異常と正常の判断基準 ・ 原始治療から現代の治療 ・ 異常の診断 ・ 統合失調症(精神分裂病) ・ 不安感情障害 ・ 物質依存 ・ 老年期 ・ 天才 |
教科書及び教材 | 特に指定しないが、「異常心理学」デビソン/ニール 誠信書房が役に立つ。 その他、本学図書館に異常心理学及び精神病理学に関わる参考図書が所蔵されている。 |
参考書 | |
成績評価方法 | 毎講義ごとに小レポートを課すとともに、数回のレポート提出、または口頭発表を求める。それらレポート評価及び口頭発表によって成績をつける。 |
履修条件等 | |
教官からのメッセージ | 生きる上で人は必ずしも良いことばかりに遭遇するわけではありません。様々な困難な状況に出くわすことがあります。それは、人生の一部とも言えます。異常心理学では、人が示す幾つかの異常と思われる行動について先入観なく理解し、対処する手がかりを探求するための方法について考察を加えていきます。 |
その他 | |