対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 昼間コース 副専門教育課程 コース別科目 |
授業科目名 | 論理の諸問題 |
Subject Name | Some Aspects of Logic |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 全学科3年 |
開講時期 | 前期 |
授業方法 | 講義 |
担当教官 | 二宮 公太郎(NINOMIYA, Kimitaroh) (共通講座・<人間・社会科学講座>) |
教官室番号 | N−351 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5822 オフィスアワーは、水曜7−8時限。 |
連絡先(E-Mail) | ninom@mmm.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 「現代論理学」で学んだ知識を基礎に、記号論理学の知識を更に発展させる。具体的には、推論が正しいか否かを判定するための様々な方法に関して講義する。 |
授業の目標 | 完全にではなくともよいが、以下の能力を獲得することを目指す。 1.推論を定式化することができる。 2.論理式の厳密な変形や導出をすることができる。 3.分析タブローの方法をマスターする。 4.ゲンツェン公理系による証明の基本を理解する。 |
授業計画 | 初回 授業全体の概要 トートロジー・妥当式とその判定方法 3回程度 推論の定式化と真理値表 奇妙な推論・誤った推論・定式化の難しさ 真理値表によるトートロジーの判定 簡易な真理値表 4回程度 標準形によるトートロジーの判定 選言標準形 否定の連言標準形 節導出法 4回程度 分析タブローによる妥当式の判定 命題論理の分析タブロー 述語論理の分析タブロー 3回程度 公理系とそれによる妥当式の証明 ラッセル-ヒルベルトの公理系 ゲンツェンの公理系 述語論理における証明 |
教科書及び教材 | 二宮著『現代論理学の基礎』(本学専用教科書) 別途、分析タブローと証明構造に関するプリントを、各々数枚配布する。 |
参考書 | 「現代論理学」のシラバスに挙げた三著の他に――― 野矢茂樹『論理学―――Logic:AnIntroduction』東京大学出版会 前原昭二『数学基礎論入門』朝倉書店 いずれも図書館に5部ずつ在る。教科書末尾の特徴紹介も見られたい。 |
成績評価方法 | 学期末のレポートによる。授業の要点をまとめる、ということを課題とする。論理的操作のツボをよく把握しているか、を基準に評価する。 |
履修条件等 | 「現代論理学」を履修していることが望ましい。しかし、現代論理学の基礎的な知識を有していれば、本科目の内容を理解することも可能である。 |
教官からのメッセージ | 論理式の変形や証明・演繹という面で、数学に似た感じを受けるだろうと思う。しかし、数学ほど難しくはないので、臆する必要はない。また、日常の言語による例を常に用いて、無味乾燥な記号の羅列にならないよう留意する。 |
その他 | |