科目概要

対象年度 2004
教育課程名 昼間コース 副専門教育課程 コース別科目
授業科目名 生命環境科学プレゼミナール
Subject Name Preparatory Seminar for Life and Environment Science
単位数 2
必修・選択の別 必修
対象学科・学年 全学科2年
開講時期 前期
授業方法 講義及び輪講
担当教官 日比野政裕(HIBINO, Masahiro)(応用化学科・化学プロセス工学講座) 
教官室番号 Y-301
連絡先(Tel) 0143-46-5771
連絡先(E-Mail) hibino@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい 我々を取り巻く諸々の環境は科学技術の進歩に大きく左右される。科学技術は生活を豊かにするが、我々の頭を悩ます問題も提起する。21世紀前半は「バイオテクノロジーの時代である」といわれており、新しい技術が台頭する予感に満ちている。この技術の中核の1つは「遺伝子」に関係している。そこで、プレゼミでは現代の遺伝学を眺めることから始めて、遺伝子組み換え食品を含めた遺伝子操作を取り巻く諸問題について概観する。
授業の目標 1.遺伝子・遺伝子操作等に関する基本的な概念を理解し,基本的用語を使用することができる。
2.遺伝子操作技術等が人間や自然に直接に及ぼす恩恵や影響と、特許や保険の問題などを通して社会に与える影響を理解する。
3.討論会・発表会に向けて、情報の収集と説明用の資料の作成できる。また、発表内容について的確な質疑応答が実施できる。
授業計画 前半(第1週から第7週)はビデオとOHPを用い講義形式で進める。 後半(第8週から第15週)は輪講形式で進める。

第1週 授業の進め方 
第2週 DNAとは何か?遺伝子とはなにか?
第3週 がんと遺伝子
第4週 老化と遺伝子 
第5週 心と遺伝子 
第6週 遺伝子診断と遺伝子治療
第7週 討論会
第8週 遺伝子組み替え食品 (1)
第9週 遺伝子組み替え食品 (2)
第10週 遺伝子組み替え食品 (3)
第11週 遺伝子組み替え食品 (4)
第12週 遺伝子組み替え食品 (5)
第13週 遺伝子組み替え食品 (6) 
第14週 遺伝子組み換え食品のリスク評価
第15週 発表会
教科書及び教材 中村靖彦著 遺伝子組み替え食品を検証する NHKブックス 970円(附属図書館蔵)
参考書 三瀬勝利著 遺伝子組み替え食品の「リスク」 NHKブックス 970円(附属図書館蔵) 
柳澤桂子著 遺伝子医療への警鐘 岩波書店 1,000円 
広井良典著 遺伝子の技術、遺伝子の思想 中公新書 718円
成績評価方法 60点以上を合格とする。その成績は発表内容50%、質疑応答内容50%の割合で評価する。再試験は実施しない。不合格の場合には再履修すること。
履修条件等 (受講上の注意事項)少人数学習の利点を生かして、互いに協力して勉強をしましょう。
教官からのメッセージ オフィスアワーは月・火曜日の8:50〜10:00です。講義内容の質問に限らず、気軽に教官室を訪ねてください。
その他