対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 昼間コース 副専門教育課程 コース別科目 |
授業科目名 | 社会科学プレゼミナール |
Subject Name | Social Science Preseminar |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 必修 |
対象学科・学年 | 全学科2年 |
開講時期 | 前期 |
授業方法 | 演習 |
担当教官 | 牧之内 友(MAKINOUCHI, Yu)(非常勤講師) |
教官室番号 | N-355(共通講座棟非常勤講師控室) |
連絡先(Tel) | 連絡担当・白石 TEL 46-5816 |
連絡先(E-Mail) | |
授業のねらい | 1945年を境に日本人の身近なところにあった組織が1つ消えました。言うまでもなく軍隊です。一般に旧日本軍は、近代的で合理主義的な欧米の軍隊に対し、反近代的で精神主義的・非合理主義的な性格が強かったとされています。しかし、1873年の徴兵令にはじまる日本の軍隊制度も明治維新後、政府が欧米にならった近代化を目指す中で欧米から移入されたものであり、一般の人々は軍隊に入ることで「文明開化」の息吹に触れることになりました。軍隊は学校と共に、人々に「文明」を伝え、近代国家を形成する上で大きな役割を果たしたのです。「文明」を伝える軍隊と伝えられる人々との関係はどのようなものだったのか、またそのように近代的であったはずの軍隊がいかにして反近代的な軍隊へと変わっていったのか、さらに日本の近代化とはいかなるものだったのかを考えます。 |
授業の目標 | 日本の近代化を軍隊と兵士達を通して考える。 |
授業計画 | @毎回発表者を決め、担当部分のテキスト要約・自分の意見を発表して もらう。 Aテキストに関連する史料等は担当教官が準備し、解説する。 B発表者以外の受講者にもテキストを読んできてもらい、発表や史料解 説を聞き、自分の意見・感想を述べてもらう。 |
教科書及び教材 | 吉田裕『日本の軍隊―兵士たちの近代史―』、岩波新書、2002年 |
参考書 | |
成績評価方法 | 次の割合で評価する。 授業への参加(テキストの要約・意見発表) 60% 定期試験(小論文形式) 40% |
履修条件等 | |
教官からのメッセージ | |
その他 | |