科目概要

対象年度 2004
教育課程名 昼間コース 副専門教育課程 コース別科目
授業科目名 生活環境化学
Subject Name Environmental Chemistry for Everyday Life
単位数 2
必修・選択の別 選択
対象学科・学年 全学科1年
開講時期 後期
授業方法 講義
担当教官 冨士川 計吉(FUJIKAWA, Keikichi)(教授) (応用化学科・化学プロセス工学講座)
教官室番号 N−154(共通講座棟)
連絡先(Tel) 0143−46−5763
Office Hours:土、日を含め、在室時ならいつでもよい
連絡先(E-Mail)


シラバス

授業のねらい  現代の生活様式は、豊かな物質文明の享受がある一方、生活と環境の間を流動する多様な物質によって、生活環境の悪化を起こしている。この環境問題をどのようにとらえ、対処すべきかについての基本的考え方を学ぶ。
授業の目標 (1)日本および世界各国で経験した「公害」の実態を、化学的知識を
   中心に理解する。
(2)現代の環境理論を広く見通すことによって、環境問題の考え方を
   学ぶ。
(3)自らも環境関連課題を見つけ、対処法を小論文に表す。  
授業計画 次の順序で、各テーマを講ずる。

 第1〜3回:第1章 環境と生活 
          「環境学習の準備」
           「生活環境の成立」
           「生活環境と化学」
 第4〜6回:第2章 原因別環境汚染の実態
      「化石燃料と自動車公害」
           「工業と農業からの環境汚染」
      「生活や産業からの廃棄物」
 第7〜9回:第3章 媒体別環境汚染物質
      「大気汚染物質」
           「水質汚濁物質」
           「土壌汚染物質」
 第10〜12回:第4章 持続可能な未来社会
      「地球環境限界論」
           「環境リスク論」
           「環境システム論」
           「環境倫理論」
 第13〜15回:第5章 環境ホルモン

 
 第2章以降の各章終了時、授業時間内に、小論文の作製を課す。
教科書及び教材 冨士川計吉 著、「環境理解入門」、北海印刷
参考書 上記教科書に詳しく述べてある。
成績評価方法 小論文を評価して成績とする。
履修条件等 調査研究の習慣をつける。自ら考えるトレーニングをする。
教官からのメッセージ 衣、食、住にかかわる文明の享受を、どこまで誠実に反省できるものだろうか……。
その他