対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 昼間コース 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目名 | 錯体化学 |
Subject Name | Coordination Chemistry |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 応用化学科3年 |
開講時期 | 後期 |
授業方法 | 講 義 |
担当教官 | 錯体化学 見城 忠男(KENJO, Tadao, 応用化学科・基礎化学講座) 技術者倫理 吉田 豊 (YOSHIDA, Yutaka, 応用化学科・化学プロセス工学講座) 松山 春男 (MATSUYAMA, Haruo, 応用化学科・生物工学講座) 安居 光國(YASUI, Mitsukuni, 応用化学科・生物工学講座) |
教官室番号 | 見城:応用化学科棟 U-210 吉田:応用化学科棟 H-304 松山:応用化学科棟 H-315 安居:応用化学科棟 H-202 |
連絡先(Tel) | 見城:Tel. 0143-46-5721 吉田:Tel. 0143-46-5766 松山:Tel. 0143-46-5752 安居:Tel. 0143-46-5748 |
連絡先(E-Mail) | 見城:kenjo@mmm.muroran-it.ac.jp 吉田:gityoshi@mmm.muroran-it.ac.jp 松山:hmatsuya@mmm.muroran-it.ac.jp 安居:yasui@mmm.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 錬金術を駆使した中世時代の研究からまず最初に合成されていたのは金属イオンからなる金属錯体(配位化合物)であり、現在では生活必需品の材料として多数利用されている。また、生体内にも金属錯体が存在し重要な役割をはたしている。 これら自然界の生理現象の理解と新規化学技術の発展に役立てることができるよう、それら金属錯体の出来る理由、構造、化学的性質等の基礎知識を習得させる。 またJABEEの観点から、社会に出る前に必要となる技術者倫理について具体的な事例を通して学び、技術者として正しい倫理観を持つことが出来るようにする。 |
授業の目標 | 1. 種々の有機化合物と金属イオンからなる多くの安定した金属錯体 (配位化合物)が、なぜ出来るのかを理解する 2. 配位化合物には立体異性体が存在することを理解する 3. 配位化合物の合成法の概略を理解する 4. 技術者倫理の必要性を理解する 5. 化学を中心とした事例を学び、倫理的判断を理解する |
授業計画 | 1.錯体の歴史的背景 2.電子対結合と共有結合、酸塩基の概念 3.配位結合 4.立体化学 5.配位化合物の合成と反応 6.中間試験 7.技術者倫理とはなにか(0,1章) 8.技術者倫理と社会(2,3章) 9.内部告発(4章) 10.安全管理(5章) 11.化学系の技術者倫理(11章) 12.情報系の技術者倫理(8章) 13.他分野の技術者倫理(10章ほか) 14.他分野の技術者倫理(10章ほか) 15.総合議論 定期試験 |
教科書及び教材 | 錯体化学はプリントを中心に行なう 室蘭工業大学技術者倫理研究会 編 「オムニバス技術者倫理」 この技術者倫理の教科書は販売されいませんので貸し出します およびプリント |
参考書 | F. Basolo and R. C. Johnson 共著(山田 祥一郎訳) 「配位化学−金属錯体の化学−第2版」 化学同人 今井 弘著 「金属錯体の化学−基礎と応用」 培風館 新聞(時事問題に注意する) |
成績評価方法 | 中間試験(30%)と定期試験(70%)の総合点が60点以上を合格とする。 |
履修条件等 | |
教官からのメッセージ | 主専門選択科目だが、非常に重要な科目なため卒論着手前に履修することを強く勧める。 |
その他 | 技術者倫理は平成16年度入学者より開講されるが、重要な講義課目のため錯体化学科目内で講義することになった。 |