科目概要

対象年度 2004
教育課程名 昼間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名 遺伝子工学
Subject Name Genetic Engineering
単位数 2
必修・選択の別 選択
対象学科・学年 応用化学科3年
開講時期 前期
授業方法 講義
担当教官 安居光國(YASUI,Mitsukuni)(応用化学科・生物工学講座)
教官室番号 H-207
連絡先(Tel) 0143-46-5748
連絡先(E-Mail) yasui@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい 遺伝子の本体であるDNAの構造と機能は分子生物学の基本である。この講義でDNAからゲノムまで、構造から機能、制御まで、原核生物から真核生物までの基本的な分子生物学の理解と、応用を含めた遺伝子工学の展望を習得する。
授業の目標 1. 分子生物学の歴史的背景から遺伝子を物質として理解する。
2. DNAの基本構造と機能を理解する。
3. 遺伝情報の流れを理解する。
授業計画 第1週    遺伝子の本体、歴史的背景(プリント)
第2週    ヌクレオチドと核酸(3章)
第3週   核酸の構造(23章)
第4週   核酸の構造(23章)
第5週    DNAからDNAを作る、DNAの複製 (24章)
第6週    DNAからRNAを作る、DNAの転写 (25章)
第7週   翻訳(遺伝暗号)(26章)
第8週    突然変異と修復(24章)
第9週   転写の制御機構 (25章)
第10週   一次試験
第11週  転写の制御機構(プロセッシング) (25章)
第12週   翻訳(リボゾーム)(26章)
第13週   真核生物と原核生物(27章)
第14週    DNAの一次構造解析(3章)
第15週    まとめ

定期試験 二次試験
教科書及び教材 ヴォート「基礎生化学」(東京化学同人)3章、23-27章
    (生体物質化学、生化学と共通)
プリント
参考書 多くの「生化学」の教科書。
バーグ、シンガー「分子遺伝学の基礎」東京化学同人
石田寅夫「ノーベル賞から見た遺伝子の分子生物学入門」化学同人
レーウィン「遺伝子」東京化学同人
ワトソン「ワトソン遺伝子の分子生物学」東京電機大学出版局
このほか遺伝子に関する参考書、啓蒙書は数え切れないほど出版されている。
成績評価方法 60点以上を合格とする。(一次試験70%、二次試験30%)
履修条件等 生体物質化学および生化学を履修済みであることが望ましい。
教官からのメッセージ 講義内容の質問に限らず,気軽に教官室を訪ねてください。
その他 16年度新1年対象講義に準じた内容で行なう