対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 昼間コース 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目名 | 有機化学C |
Subject Name | Organic Chemistry C |
単位数 | 2 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 応用化学科2年 |
開講時期 | 前期 |
授業方法 | 講義および演習 |
担当教官 | 星野行男(HOSHINO Yukio) (応用化学科・基礎化学講座) |
教官室番号 | N−159 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5727 |
連絡先(E-Mail) | hoshino@mmm.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 有機化学A(科目24)および有機化学B(科目25)で修得した知識を踏まえた上で 芳香族化合物、アルコール類、およびアミン類について種々の有機化学反応の 反応機構を中心に理解を深める。 |
授業の目標 | 1. ベンゼンを中心とした芳香族化合物における芳香族性についての定義やその 特性を理解する。 2. 芳香環の求電子置換反応および環上の置換基効果・配向性・加成性のメカ ニズムを理解する。 3. アルコール・フェノール類の命名法や合成法およびそれらの反応性につい て理解する。 4. 脂肪族および芳香族アミン類の命名法や合成法およびそれらの反応性につい て理解する。 |
授業計画 | 講義は主として教科書を使用し、板書形式で行う。毎回授業の終わりに出欠を兼 ねてその日の授業範囲での豆テストを行う。 第 1週:芳香族化合物の命名法とベンゼンの構造と安定性(教科書15章) 第 2週:共鳴法や分子軌道法によるベンゼンの表現法(教科書15章) 第 3週:芳香族性とヒュッケルの4n+2則とその理由、芳香族イオン(教科書15章) 第 4週:複素環式および多環式芳香族化合物についてと芳香環の求電子置換反応 の反応機構(教科書15,16章) 第 5週:芳香環のハロゲン化、ニトロ化、アルキル化、スルホン化、アシル化、 その他の置換反応(教科書16章) 第 6週:環上置換基の効果(配向性・加成性)について(教科書16章) 第 7週:芳香族求核置換反応、芳香族化合物の酸化、還元反応(教科書16章) 第 8週:ベンゼン誘導体の合成、アルコール類の命名法と物性(水素結合・酸性・ 塩基性)(教科書16,17章) 第 9週:アルコール類の製法(1)カルボニル化合物の還元(教科書17章) 第10週:アルコール類の製法(2)カルボニル化合物へのグリニャール試薬の付加 反応(教科書17章) 第11週:アルコール類の反応とフェノールについて(教科書17章) 第12週:アミン類の命名法と性質(教科書24章) 第13週:アミン類の合成法(教科書24章) 第14週:脂肪族アミン類の反応(教科書24章) 第15週:芳香族アミン類の反応(教科書24章) |
教科書及び教材 | 教科書:マクマリー「有機化学」(上、中、下巻) 東京化学同人 教 材:HGS分子模型 |
参考書 | ハート「基礎有機化学」 培風館 |
成績評価方法 | 60点以上を合格とする。その成績は定期試験80%、豆テスト20%の割合で評 価する。この試験を受験し不合格となった者に対しては一度だけ再試験を実施 し、60点以上を合格とする。再試験を受験し不合格となった者で再履修を希望 する者はこれを認める。なお、出席率が60%未満の者は定期試験を受験するこ とはできない。 |
履修条件等 | 有機化学AおよびBを履修していることが望ましい。ただし、単位取得の有 無は問わない。 |
教官からのメッセージ | オフィスアワーは月曜日の14:00〜16:00と設定しているので、講義内容や豆 テストの成績などに限らず、他の相談事があれば気軽に居室を訪ねられたい。 |
その他 | |