対象年度 | 2004 |
教育課程名 | 昼間コース 主専門教育課程 学科別科目 |
授業科目名 | 表面機能材料学 |
Subject Name | Surface Science of Materials |
単位数 | 1 |
必修・選択の別 | 選択 |
対象学科・学年 | 材料物性工学科4年 |
開講時期 | 前期 |
授業方法 | 講義 |
担当教官 | 駒崎慎一(KOMAZAKI, Shin-ichi)(材料物性工学科・材料設計工学講座) |
教官室番号 | K-704 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5668 |
連絡先(E-Mail) | komazaki@mmm.muroran-it.ac.jp |
授業のねらい | 材料(金属、セラミックス、高分子材料、複合材料など)は、特殊な環境中での表面腐食反応によりその機能や性質が劣化する。本講義では、各種腐食環境中における材料の劣化・損傷の形態とそのメカニズムを学ぶとともに、防食や正しい材料選定に必要な基礎知識を習得する。 |
授業の目標 | 1.腐食(孔食、すきま腐食)、高温酸化、脱炭、遅れ破壊、応力腐食割れなど、材料と環境の相互作用により生じる表面損傷型劣化現象を理解する。 2.上記損傷の防止策と正しい材料選択のために必要な基礎知識を習得する。 |
授業計画 | 1. 材料と環境 (Service Performances) 2. 腐食反応 (Corrosion Reactions) 3. 防食 (Corrosion Control) 4. 遅れ破壊 (Delayed Fracture) 5. 遅れ破壊の抑制 (Control of Delayed Fracture) 6. 高温腐食 (Performance at High Temperature) 7. 熱遮蔽コーティング (Thermal Barrier Coating) |
教科書及び教材 | L.H.Van Vlack著「Elements of Materials Science and Engineering, Sixth Edition」Addison-Wesley Publishing Company 授業に使用する必要な資料は適宜プリントして配布する。 |
参考書 | 例えば 腐食防食協会編「材料環境学入門」丸善 松山晋作著「遅れ破壊」日刊工業新聞社 小若正倫著「金属の腐食損傷と防食技術」 N.Birks and G.H.Meier著「Introduction to High Temperature Oxidation of Metals」Edward Arnold Publishers Ltd. |
成績評価方法 | 60点以上を合格とする。 その成績はレポート点により評価する。出席率70%以上の者のみを対象とし、不合格者にはレポートを課した後に一度だけ試験を実施し、60点以上を合格とする。その試験に不合格の場合は最履修すること。 |
履修条件等 | 材料電気化学、金属材料学、材料強度学の内容を十分理解していることが望ましい。 |
教官からのメッセージ | 上記の英文テキストの関連した箇所を資料として用い、全員が予習しているという前提でのゼミナール形式の授業を行いたい。英語辞書を持参のこと。 |
その他 | |