科目概要

対象年度 2004
教育課程名 昼間コース 主専門教育課程 学科別科目
授業科目名 量子論
Subject Name Quantum Theory
単位数 2
必修・選択の別 必修
対象学科・学年 材料物性工学科2年
開講時期 前期
授業方法 講義
担当教官 永田正一 (NAGATA, Shoichi)(材料物性工学科・物理工学講座)
教官室番号 K-603
連絡先(Tel) 0143-46-5612
連絡先(E-Mail) naga-sho@mmm.muroran-it.ac.jp


シラバス

授業のねらい 電子、原子、分子など、ミクロな世界の量子力学の基本である
シュレーディンガー方程式とは何かを学ぶ。
授業の目標 1. シュレーディンガー方程式の意味を修得する。
2. 量子力学の基本的な用語を理解し、使用することができる。
3. 基本的な例題を解いて量子力学的な考え方を修得する。
授業計画 (1)古典力学
(2)量子力学の誕生のきっかけとなった実験
(3)アインシュタイン-ド・ブロイの関係式と物質波
(4)ハミルトニアン
(5)シュレーディンガー方程式
(6)固有値と固有関数
(7)波動関数の物理的意味と規格化
(8)波動関数の重ね合わせと期待値
(9)箱の中の粒子と境界条件
(10)調和振動子の量子論
教科書及び教材  P. W. Atkins 著 千原秀昭・中村亘男 訳 第6版
 「アトキンス 物理化学 上」 東京化学同人
 第11章、12章
参考書
成績評価方法 60点以上を合格とする。その成績は、定期試験75%、レポ−ト25%の
割合で 評価する。不合格者には、一度だけ再試験を実施し、60点以
上を合格とする。再試験に不合格の場合には再履修すること。
履修条件等 振動・波動論の内容を理解していることが望ましい。
教官からのメッセージ ニュ−トンの古典力学とは異なり量子力学的概念には親しみにくい。
理解には忍耐力を必要とする。 
その他