| 対象年度 | 2004 |
| 教育課程名 | 夜間コース 主専門教育課程 学科別科目 |
| 授業科目名 | 電子物性論 |
| Subject Name | Advanced Solid State Physics |
| 単位数 | 2 |
| 必修・選択の別 | 選択 |
| 対象学科・学年 | 電気電子工学科3年 |
| 開講時期 | 後期 |
| 授業方法 | 講義 |
| 担当教官 | 中根英章（電気電子工学科・電子デバイス工学講座） |
| 教官室番号 | F-204 |
| 連絡先（Tel） | 46-5548 |
| 連絡先（E-Mail） | nakane@elec.muroran-it.ac.jp |
| 授業のねらい | 本科目は固体結晶などの電子的性質に関連する物性を理解するため、量子論の初歩から始め、固体中の電子の挙動を検討する。後続の半導体工学を理解するためにも準備段階として必要である。 |
| 授業の目標 | １．量子論の初歩を理解する。 ２．固体中の電子の挙動を量子論を基礎に理解する。 |
| 授業計画 | １．古典的物性論 a)黒体放射 b)電磁波の粒子性 ２．量子論の始まり a)光電効果 b)原子内の電子 ３．量子力学 a)シュレーディンガー方程式 b)障壁内の電子 ４．量子力学 a)1次元の箱形ポテンシャル障壁 ５．統計力学 a)熱平衡分布 ６．統計力学 a)フェルミ分布 b)ボーズ分布 ７．統計力学 a)統計力学の応用例 ８．電子輸送現象 a)電子の有効質量 ９．電子輸送現象 a)ボルツマン方程式 10．電子輸送現象 a)アインシュタインの関係 11．結晶内電子 a)クローニッヒ・ペニーのモデル 12．結晶内電子 a)金属、半導体、絶縁体 13．結晶内電子 a)半導体の電気伝導 14．結晶 15．まとめ |
| 教科書及び教材 | 指定しない |
| 参考書 | C. Kittel著 宇野・津屋訳「固体物理学入門」丸善 安達健五・監修「金属の電子論１，２」アグネ 都甲潔「電子物性論」昭晃堂 ジョンウルフ編 永宮健夫訳「電子物性」岩波書店 |
| 成績評価方法 | 定期試験（期末試験）による |
| 履修条件等 | 特に無し |
| 教官からのメッセージ | 電気電子工学において電子材料の性質を理解することは重要である。それは単なる素子の材料としてではなく、材料の持つ特性を応用した回路素子に結びつくからである。 |
| その他 | |